
CHAT TIME自己肯定感が高まり、じわじわエネルギーチャージできるお香。 by Aika Kawada
2022.09.30
いま最もホットなウェルビーイングブランド〈Vyrao(バイラオ)〉を表現する香りの名前Verdant。この単語を辞書で調べてみると、「植物が生い茂った」「緑色の」「青々とした」など。本当はVerdantの香水が欲しいと思っていたのですが、慎重な性格ゆえ、一度お香で試してみることに。さっそくゲットしました。
最初に手に取ったときの第一印象は、パッケージが鮮やかなグリーンで美しい!箱をスライドすると箱の中に「Grow Wild(=野生的であれ)」の文字が。そして、フレッシュグリーンの清々しさに、アイリスなどの凛としたフローラル系のハーモニーが華やかに香り立ちます。この時点で、洗練されたプロダクトながら強烈なメッセージがあり、日々コンクリートジャングルでサバイブしてるひとりとしては、気分が高揚しました。お香が3色入りというのも、元ファッション畑出身で〈Vyrao〉創設者ヤスミン・スウェルさんのおしゃれ心を感じます。ド素人なりに香りのイメージを言葉にすると「滝があり鮮やかな色の鳥がいて、いろんな花が咲いている熱帯雨林の楽園」という感じ。
私は、「榊麻美植物研究所」さんの盆栽用の器をインセンスホルダーとして使い、異なる色を2本立てて焚くのがお気に入り。まるで植物を生けているような佇まいです。火をつけなくとも十分香りますが、火をつけても香りの瑞々しさは変わらず、お香であることを忘れさせるほど!
一日の終わりには火をつけてストレッチをしながら香りを楽しんでします。特に就寝前はこれまでスマホ片手にゴロゴロすることが多かったのですが、このお香に火をつけるときマッチをすった後は、スマホを手放すように。香りで心が落ち着き、自分自身の過去や未来について前向きな気持ちで向き合えるようになりました。火をつけなくても十分香るので、玄関やデスクの近くに置いてふとした瞬間に澄み切った香りを感じるのも好きです。頭の中が浄化され、体にじわじわと心地いいエネルギーがみなぎってくる。不思議といつも後回しにしていたことや面倒に思っていたことも、素直な気持ちで受け入れ取り組めるようになった気さえてしてくる。これは、悩みが絶えない友人、毎日仕事で忙しい姉にオススメしたい。
正直、スピリチュアルなプロダクトは敬遠しがちなのですが、香りが「きっとこの先も大丈夫」というマインドセットに導いてくれる体験は初めてです。絶え間なく変化し混迷を極める世の中をしなやかに生き抜くための、道標となるような香りなのかもしれません。


【Vyrao / バイラオ】Incense(お香)
¥8,800

エディター AIKA
大学卒業後、語学と服飾デザインを学びにパリへ。バイトで始めた編集・ライターが本業になり、ファッションやビューティを中心に執筆。週末は映画とビオワイン、パンがあれば幸せ。瞑想とアーユルヴェーダが気になる。