CHAT TIMEバスルームでワイルドな森林浴を
2022.03.25
by Aika Kawada
2020年代に突入して、個人的にはまったことがトレッキング(主に森林浴)と盆栽。なんだか木について考える機会が増えています。
〈JUNIPER RIDGE〉は、アメリカ西部発の野生植物や樹木で作ったプロダクトを展開するホーム&ボディケアブランド。「現地で感じた香りや空気をカプセル化して届ける」というコンセプトは、“木の推し活”をする者としては俄然気になる。木の香りに特化し、すべて現地で手摘みした植物を水蒸気蒸留で採取したエッセンシャルオイルを使用しているそうです。もちろん、私が愛用する香りものはウッド系一択なので、ボディウォッシュ「Sierra Forest」「Desert Cedar」「White Sage」の3種を手に入れ、比べてみることに。どれもボトルから香るだけで、かな〜り濃厚。バスタイムの期待が高まります。
まず「Sierra Forest」は、スパイシーな香り。レシピは香り高い樹脂、新鮮なエバーグリーンニードル(常緑針葉樹)、さわやかな山の空気。アメリカを代表するシエラネバダ山脈を想起させる、インセンスシダーやモミなど多様な針葉樹の種を組み合わせているとのこと。雪化粧をした山々の広大さと森の瑞々しさのイメージが伝わり、頭の中がスカッとして元気が出てきます。
続いて「Desert Cedar」。香りはソフトで木のぬくもりを感じます。モハベ砂漠のデザートシダーを主役に、甘い樹脂、温かみのあるレザー、太陽で焼けた木材のハーモニー。なじみのある檜の香りに似ているので、緊張が解けてホッとします…。癒し効果抜群。
3つ目は「White Sage」。クリーンで心が落ち着きます。カリフォルニア地方特有の暑く乾燥した夏と冷たく湿った冬に対応した、常緑の低木からなる生物群系をイメージしているそう。ホワイトセージは浄化作用で知られていますが、さらにグリーンの青みとスパイシーな樹脂が加わり、深い瞑想の世界に誘ってくれる香りだと思いました。
3種3様、味わい深い。バスルームで楽しむ森林浴は1日のスタート、または締めくくりにぴったりです。「御神木」とはよく言ったもので、木々が持つ神秘的なパワーやヒストリーを手軽に体験できるボディウォッシュ。原産地の情報をネットで検索すれば、ちょっとした逃避行もできますよ。
【Juniper Ridge】ボディウォッシュ
¥2,600
エディター AIKA
大学卒業後、語学と服飾デザインを学びにパリへ。バイトで始めた編集・ライターが本業になり、ファッションやビューティを中心に執筆。週末は映画とビオワイン、パンがあれば幸せ。瞑想とアーユルヴェーダが気になる。