CHAT TIMEニッチなもの好きに刺さる、家用エッセンスドロッパー by Aika Kawada
2022.11.18
Instagramを眺めていたら素敵なデザインのブックシェルフが目に留まり、それがきっかけでコペンハーゲンのインテリアブランド〈FRAMA(フラマ)〉の存在を知りました。家具とは別にアポセカリーラインがあると知り、ブックシェルフは保留してまずは香りを試してみることに。
キャンドルとさんざん迷い、ブランドを象徴する香り「St.Paul」の家用エッセンスドロッパーをゲット。レモングラス、シダーウッド、サンダルウッドを調合した香りは、ウッド系なのにひやっとした不思議な清涼感が。以前、香りに詳しい親戚に香りの好みをみてもらったのですが、意外にも神秘的な除霊香が好き。気持ちが浄化されるようで、落ち着く気がします。この「St.Paul」も例外ではなく、最初に香ったとき修道院や古い薬局の香りを現代風にした感じだと思いました。調べてみると、〈FRAMA〉のスタジオの建物がかつて調剤薬局だったそうで、そのイメージから生まれた香りなんだとか。
お気に入りの使い方は、アロマ用のお皿に垂らして仕事の合間にリフレッシュしたり、ハンカチに少しだけ垂らして持ち歩いたりしています。ブタクサの花粉で鼻がむずむずしても、ふとした瞬間にポケットから香りがするだけで気分が和らぎます。しおりに香り付けしても、いい気分で読書ができます。イタリア製のガラスでできたボトルも、どこのブランドとも違うすっとした佇まいで、デスクや洗面台など目に付く場所に置いても問題無し。さすが、ニッチなもの好きの心をくすぐって来るデザインです。
ファウンダーはどんな人なんだろうと思い調べると、ELLE onlineにフラマ創業者夫妻の記事を発見。環境に配慮しながら、美学と信念を貫くライフスタイルに見入ってしまいました。未来のヴィンテージを作るというコンセプトと北欧人の質実剛健な暮らしぶりに共感を覚えました。
すっかり〈FRAMA〉世界観のファンになり、メタル製のオブジェのようなオイルディフューザーの存在も知ってしまい…。年末の自分へのご褒美にと思い、値段も見ずにウィッシュリストにこっそり入れたところです。
エディター AIKA
大学卒業後、語学と服飾デザインを学びにパリへ。バイトで始めた編集・ライターが本業になり、ファッションやビューティを中心に執筆。週末は映画とビオワイン、パンがあれば幸せ。瞑想とアーユルヴェーダが気になる。