HAND WASH LESSONブラザーズの洗い方レッスン VOL.02 デニム編
2021.04.23
ヘビーローテーションにスタイリングで登場する、愛用のデニム。着た後に、気兼ねなく洗濯機へ放り込める手軽さが魅力ですが、自己流のお手入れを一旦見直してみましょう。「リブレ ヨコハマ」のプロダクト洗剤にはデニム専用洗剤があり、少し手間を加えるだけで、お気に入りの風合いや色合いがもっと長持ちします。VOL.02「デニム」では、そのノウハウをご紹介。
洗濯ブラザーズが展開する「リブレ ヨコハマ」とは?
「洗濯物の9割は自宅で洗える」を掲げ、正しい洗濯法を啓蒙するクリーニング屋「リブレ ヨコハマ」の3兄弟「洗濯ブラザーズ」。彼らがプロデュースしたオリジナル洗剤シリーズ「LIVRER YOKOHAMA(リブレ ヨコハマ)」は、漂白剤も柔軟剤も不要。プロ視点で用途別に開発された、洗濯が楽しくなるプロダクトです。
Denim Wash / Pre-Wash Spray
「Denim Wash」は、購入時のハリが蘇る高品質な糊をブレンドしたデニム用洗濯洗剤。継続して使用すると糊が定着し、気になるインディゴの色落ちもケアすることができ、色柄もののシャツやチノパンにも使用可能。色落ちを防ぐためにも前処理用のスプレー「Pre-Wash Spray」で、汗や油汚れを水洗い前に行うとより生地に負担がかかりません。
01 デニムを裏返し、洗濯用水を作る
はじめて洗濯するリジットデニムを例に、洗い方をレクチャーします。まず、ジッパーやボタンを外し裏返す。インディゴ染めは、繊維の芯は染まっておらず表面だけ染料がついている状態のため、裏返すことで色落ちを防げます。水に洗剤を加えよく混ぜて、少し泡立つように。糊入りの中性洗剤なため、泡立ちはやや控えめです。
Memo!
デニムは必ず裏返してから洗うこと
02 水洗いはさっと色落ちを防ぎながら
洗う前に水通しをします。洗濯用水に少しずつ入れ、色落ち具合をチェック。色が出ても浸水を続行して、手で押さえながらゆっくり浸水させ、刺激を与えずに3分間の押し洗い。その後、おにぎりを握る要領で、水気をよく取ります。このとき、いかに水切りが出来るかで、脱水での汚れの取れ方に違いが出ます。
Memo!
色落ちを防ぐ水洗いのコツは
触りすぎないこと
03 汚れ落としの要、脱水は洗濯機で
洗濯機に入れ、通常は1分、汚れがひどいときは3分間、脱水します。洗濯ネットには入れずに、洗濯機に入れるときに畳むことがシワにならないコツ。デニムは縮みやすく形状をキープして洗うことが難しいため、サイズの変化をを把握したいときは、脇の縫い目(縫い代)を見ると分かります。縫い目が開いていたら縮んでいるということです。
Memo!
汚れは脱水中に落ちるため、必ず行うこと
04 水にしっかり浸してすすぎを行う
洗濯桶に低温の水を用意し、デニムを水に浸した状態で手でゆっくり押しながらすすぎを行います。水がまんべんなく行き渡り、洗剤を押し出すように押し続けます。濯ぎは長くとも3分間のうちに行い、水から取り出したらおにぎりを握る要領でよく絞ります。
Memo!
濯ぎは短時間で生地の傷みを最小限に
05 再脱水し、風通しの良い場所で乾燥
デニムを畳んで洗濯機に入れ、通常は1分間、早く乾燥させたいときは3分間脱水します。取り出したら、裏返しのまま、脚が筒状で中が空洞になるようにウエスト部分の四方を吊り下げの洗濯バサミで止めます。空気は高い方が乾燥していて洗濯物は上から乾く性質を生かし、デニムは吊るして干すと早く乾きます。
Memo!
形を整えて乾かすと買った時のような
美しいシルエットに仕上がる
洗濯機でのお洗濯はこちらの洗剤を!
「リブレ ヨコハマ」が開発した、ヤシ由来の洗浄成分と保湿・柔軟成分のアミノ酸を高濃縮してベストな配合率でブレンドした洗剤シリーズ。高い洗浄力ながら、衣類が縮みにくく、柔らかい洗い上がりを誇ります。洗濯後も香りが残る精油をベースにした香料を配合。敏感肌の方もご使用いただけるナチュラル洗濯用洗剤です。
デニムは、コットンや綿の混合素材を藍染にしたもので、色落ちしやすいことがウィークポイント。また、水に浸すと縮みやすく、形状が崩れやすいのも注意したい点です。デニムは裏返して洗うこと、洗う前に前処理で汗や油汚れを落とす、低温の水で素早く洗うこと、傷みを防ぐために脱水、すすぎも最小限に、脚を筒状に固定して乾かすなどに注意。正しくデニムを洗濯することで、購入時の美しい色味と生地の表情、シルエットをキープすることができます。洗い上がりにこだわって、素材に適した洗濯方法を実践してみましょう。
TEXT: AIKA KAWADA
PHOTO: SOICHI ISHIDA
エディター AIKA
大学卒業後、語学と服飾デザインを学びにパリへ。バイトで始めた編集・ライターが本業になり、ファッションやビューティを中心に執筆。週末は映画とビオワイン、パンがあれば幸せ。瞑想とアーユルヴェーダが気になる。