HAND WASH LESSON洗濯ブラザーズの洗い方レッスン VOL.01 シルク&ウール編
2022.03.02
ついつい洗濯機頼み、自己流の手洗いで済ませてしまう、お家での洗濯。正しい洗剤選びと洗濯のステップを踏めば、大好きなお洋服の良いコンディションを長く楽しめます。ホームクリーニングを見直すべく、Life&Beauty by JUN ONLINEで取り扱いのある、「リブレ ヨコハマ」のプロダクト洗剤を用いて、正しいお洗濯の方法をご紹介。VOL.01は「シルク&ウール」編です。
洗濯ブラザーズが展開する「リブレ ヨコハマ」とは?
「洗濯物の9割は自宅で洗える」を掲げ、正しい洗濯法を啓蒙するクリーニング屋「リブレ ヨコハマ」の3兄弟「洗濯ブラザーズ」。彼らがプロデュースしたオリジナル洗剤シリーズ「LIVRER YOKOHAMA(リブレ ヨコハマ)」は、漂白剤も柔軟剤も不要。プロ視点で用途別に開発された、洗濯が楽しくなるプロダクトです。
Silk & Wool Detergent / Pre Wash Spray
「PRE WASH SPRAY」は前処理用のスプレーで、しつこい汚れも簡単に落とせます。「Silk & Wool Detergent」は、シルクやウール、カシミヤ、アンゴラなどデリケート衣類用洗剤。使用方法を守ればドライマーク表示の繊細な衣類にも対応し、極上の柔らかな洗い上がりに。
01 まずはじめに、肝心の前処理を!
ニットは、洗う前に毛玉処理を行います。脇や袖口は重点的にシェイバーを使って。プレウォッシュを首周り、袖口、脇の下(内側)など、ファンデーションや汗が付着しやすい部分にスプレーし、馬毛の洗濯ブラシで叩きながら10分間置きます。
※ウールとシルクは前処理で汚れを落とすと生地の傷みを防げます
02 洗いの下準備を行い、洋服を労る
洋服の引っ張りや伸びの原因になるので、ボタンはすべて外して裏返します。洗濯桶に水と洗剤を入れて手で細かく泡立つまでよく混ぜます。しっかり混ざり洗剤溶液が完成したら、衣類の素材が洗剤と相性がいいかパッチテストを行います。洋服の一部の繊維を洗剤溶液に浸して、水の色の変化をチェック。
Memo!
色が出たら洗濯を中断し、
クリーニング屋さんに相談してください
03 摩擦が起きないようゆっくり洗う
ゆっくりニット全体を洗剤溶液に浸し、優しく押して水を吸収させます。全体に洗剤溶液が行き渡ったら、3分間の漬け込みを行います。ウールは繊維の表面が鱗状で長く浸水すると開いてしまうため、3分以上は水に浸さないこと。その後、衣類を洗剤溶液から引き上げ、おにぎりを握る要領でよく絞ります。
04 ネットにいれて固定し、脱水する
手で衣類をよく絞り、水を切ったら洗濯ネットに移します。洗濯ネットの余ったスペースをヘアゴムでしばり、衣類を動かないように固定。中で摩擦が起きてしまうと、生地を傷める原因となります。洗濯機でデリケートコースまたはドライコースを選び、脱水にかけます。
Memo!
汚れは脱水中に落ちるため、
必ず行うこと
05 水で濯ぎを行い、再度脱水を行う
濯ぎ用の水を洗濯桶に用意します。天然繊維は熱に弱いので水温は要注意。基本的に常温で、汚れがひどいときのみぬるま湯を使用します。しっかりと衣類を水に浸からせた状態で、摩擦が最小限になるようにやさしく押し洗い。その後、おにぎりを握る要領でよく絞ります。
Memo!
一度に複数洗うときは色移りを
避けるために淡い色の洋服順に洗うこと。
汚れがひどくない衣類なら、
一回で3着くらいまでまとめて洗ってOK。
06 再び脱水にかけた後、乾燥させる
よく絞れたら、再び洗濯ネットに入れて余分なスペースをゴムでしばり、衣類を固定します。衣類が洗濯ネットの中で遊ばないことを確認したら、洗濯機に入れ脱水にかけます。摩擦を最小限にするために、脱水は1分以内で済ませること。脱水後は平な場所にタオルを引いて、その上に衣類を置いて元のサイズに整えて干します。
Memo!
洗う前に衣類の寸歩を測っておくと、
元の形に戻しやすいです
洗濯機でのお洗濯はこちらの洗剤を!
「リブレ ヨコハマ」が開発した、ヤシ由来の洗浄成分と保湿・柔軟成分のアミノ酸を高濃縮してベストな配合率でブレンドした洗剤シリーズ。高い洗浄力ながら、衣類の縮みにくく、柔らかい洗い上がりを誇ります。洗濯後も香りが残る精油をベースにした香料を配合。敏感肌の方もご使用いただけるナチュラル洗濯用洗剤です。
シルクとウールは動物性繊維で、風合いを損ないやすいことが弱点です。美しい風合いを守るために、前処理を行うこと、洗う水温は低めにする、よく水と洗剤が混ざった洗剤溶液で洗うこと、短時間で洗いと脱水を行い摩擦を抑えることがポイント。素材の性質と扱いがわかり、正しい洗濯方法で洗うと、見違えるような洗い上がりに。ファッションをもっとこだわるために、正しい洗濯方法を実践してみましょう。
TEXT: AIKA KAWADA
PHOTO: SOICHI ISHIDA
エディター AIKA
大学卒業後、語学と服飾デザインを学びにパリへ。バイトで始めた編集・ライターが本業になり、ファッションやビューティを中心に執筆。週末は映画とビオワイン、パンがあれば幸せ。瞑想とアーユルヴェーダが気になる。