IN MY ROOM異国情緒を感じる品々と植物と暮らす VOL.02 中川萌さん/ネイリスト

2023.01.27

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スタイルがある人は、どのような空間で毎日を送っているのでしょう。クリエイターたちのこだわりの住まいを訪問する連載第2回目は、自然光がふり注ぐリビングで、観葉植物とともに暮らす中川萌さんが登場。ご本人が「お部屋で使いたい」とセレクトしたLife&Beauty by JUN ONLINEのお取り扱いアイテムとともに、おしゃれな住まいについて語っていただきました。

中川萌

ネイリスト。東京、渋谷にあるネイルサロン「DISCO(ディスコ)」で店長を務める。ヘアサロン「SHIMA」の美容師、レセプショニストを経てネイリストに転身。洗練されたネイルデザイン、ライフスタイルやファッションにも注目を集め、インスタグラムのフォロワーは3.5万人を超える。

Instagram: @moe__nakagawa

植物も生き生き育つ、光溢れるリビングルーム

中川さんのお宅は、家族3人で暮らす3LDK。高い天上と大きな出窓が印象的な日当たりのいい角部屋です。
「引越しをして、ちょうど1年半くらい。今は季節的に葉っぱが散っちゃっているんですけど、家の前に木があって緑が見えるところが気に入っています。大きな公園も近いんですよ。ヘアサロンとヴィンテージショップを経営している夫の仕事部屋とこども部屋が確保できる広めの間取りで探しました」

家で一番好きなスペースは、リラックスできるリビングルームと語る中川さん。様々な種類の観葉植物とゆったり過ごせる広さと、太陽の光で暖かい居心地の良さがお気に入りの理由なのだとか。

「朝も夜もここで過ごしていますね。チェストとソファーは、前に住んでいた家から持ってきました。鉱石のコレクションは、私が好きで集めたもの。旅先で買ってくると思い出になるし、他に同じものがないのが魅力ですね。ところどころにある、オブジェやフラワーベース、照明は夫がオークションで手に入れたり、アメリカや南米へ買い付けに行ったときに持ち帰ってきたものです」

家の中に置くものは、夫の優也さんと話し合って決めていると語る中川さん。部屋の中の雰囲気は、旅先で見たある邸宅がイメージソースになっているのだそう。

「メキシコを旅したときに、ルイス・バラガンのお家を見に行く機会がありました。二人とも、すごく素敵だなと感激して。そこまで家に重きを置いてこなかったんですけど、光の入る空間にこだわった家具があるのっていいなと思ったんです。それが初めてふたりとも家にこだわりたいと思った瞬間で、お互いが漠然と目指したい雰囲気を実現できる家を東京で見つけられたのはラッキーでした」

インスピレーションがつまった木製シェルフ

リビングにあるソファーの向かいには、木製のシェルフが。お気に入りのレコードや写真集、アートブック、家族写真などが詰まっています。中川さんは、石や植物の写真集、辞典などを眺めて、自然界にある柄や色にインスピレーションをもらうこともあるのだといいます。

「木製のシェルフと左のチェストは夫の友人作。シェルフは四角い取手がついた木製のものが欲しいとリクエストして作ってもらいました。温かみがある木製の家具や、家族をイメージさせる石の彫刻は、子供が生まれたことをきっかけに置くようになりました。石から切り出してつくったヒューマンモチーフシリーズの彫刻は、南米の民族の中で代々伝わっているもの。シェルフの2段目は、妊婦だったときに夫が買ってきたもので、“子供が生まれたら3人になるよね”ということで、家族のシリーズも手に入れました」

空間を上手に利用して“好き”に囲まれる

高い天上や白壁を生かした空間使いは、遊び心とアイデアがいっぱい。抜けのある高い場所から小さなスペースまで、こだわりと見所が満載です。

「日本で購入したものもいくつかあって、照明やモビールは祐天寺のインテリアショップ『SEIN』で買いました。行くと必ず好きなものが見つかるお店で、夫も気に入っています。壁も有効に使いたくて、アンリ・マティスなど好きなアーティストの作品や旅先で見つけたものを飾っています。お面みたいなオブジェなど、民族っぽいアイテムや人の手仕事を感じる表情豊かなものも好きで点在しています」

インテリアに馴染む、ファミリーメモリー

娘の瑠梨ちゃんの誕生で、ライフスタイルが一変し、家の中に置くものにも変化が。窓際に並ぶのは、家族写真やカリグラフィー。

「友人の書道家TAISHI KATOさんに娘を命名した時に書いてもらいました。だいたい命名って色紙に書かれることが多くて。それも素敵なんですけど、インテリアとして落とし込むのはなかなか難しいですよね。アクリル板で保存してリビングにおけるのは、新しい形で良いですよね。アメリカで見つけたフォトスタンドにはポラロイドで撮影した家族写真を挟んで飾っています」

シンプルで使い勝手のいいダイニングスペース

「ダイニングテーブルとチェアは、〈PACIFIC FURNITURE SERVICE〉のもの。このテーブルは、脚を回して外せるので引越しの際にすごく便利でした。2人で暮らしていたときは十分だったのですが、家族が増えたのでもう少し大きいサイズの購入も検討中。ベビーチェアは、勤め先の『DISCO』ファミリーから出産祝いにいただいた、思い出深いものです。オーナーの金子渚さんからは、いつもおすすめのベビー用品を教えてもらっています」

既製品とヴィンテージ、さらにオーダー家具がバランス良く配置された、リビングとダイニングルーム。一番奥の壁には、小さなキャビネットとインパクトがあるアート作品が。それぞれの鮮やかな色彩が、空間全体を引き締めている。

「この中のフラワーベースは私が好きで集めているものです。韓国やメキシコなど、古いものや作家ものが混在しています。家にちょっとしたお花があると癒しになりますよね。定期的にちょっとしたお花をいけているんですが、娘がまだ小さくて危ないので、いまはほとんどここに収納しています。上に飾ったアート作品は、ロナン・ブルレックのもの。『LICHT gallery』での展示を見に行って素敵だったので手に入れました」


キャビネットは、日本の古い食器棚。珍しい薄さとサイズ感、古き日本を思い起こさせる引き戸がお気に入り。家具やオブジェの生産国や年代にこだわりはなく、心が動かされるものを組み合わせる。そんなユニークで調和のあるインテリアコーディネートに喜びを感じると語ってくれました。

ネイリスト、中川萌さんが気になるアイテム

“石好き”の心を射止めたカッティングボード

【amabro / アマブロ】STONE CUTTING BOARD ストーンカッティングボード グレー(07)

「色とサイズ感、さらに本格的な石を使っているところがかわいい!木製は多いですが、石は珍しいですよね。我が家は和食が少なくて、異国の料理が多め。中東系などの豆料理が好きで、ひよこ豆のフムスが定番ですね。これはどんな料理にもマッチしてくれそうで、大好きなチーズやドライフルーツとも相性良さそうです。料理好きな友人へのギフトにもいいかもしれません」

【amabro / アマブロ】STONE CUTTING BOARD ストーンカッティングボード

¥2,750

L&B

【amabro / アマブロ】STONE CUTTING BOARD ストーンカッティングボード

¥2,750

Marble Gray

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【amabro / アマブロ】STONE CUTTING BOARD ストーンカッティングボード

¥2,750

Marble White

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【amabro / アマブロ】STONE CUTTING BOARD ストーンカッティングボード

¥2,750

Crack

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色とデザインがアイキャッチーなお香立て

【Lightly / ライトリー】Essence Burner Sand(27)

「正直、カラーをすごく迷いました。グリーンもいいなと思いましたが、家に合いそうなヌードカラーをセレクト。お香立てはあまり持ってなくて、デザイン性があるものを取り入れたいと思い選びました。お香をさしていなくてもオブジェっぽい感じのビジュアルと絶妙な色味が素敵ですよね。パロサント置きとして使えるのも有難い!」

【Lightly】Essence Burner

¥8,800

L&B

【Lightly】Essence Burner

¥8,800

Burnt Sienna

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L&B

【Lightly】Essence Burner

¥8,800

Sand

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L&B

【Lightly】Essence Burner

¥8,800

Juniper

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フラワーベースは透明感とフォルムの面白さが決め手

【LAN / ラン】shake vase

「透明で絶妙にへこんでいる形がかわいい。見る角度で表情が変わるので、いろんな方向から眺めて楽しめそう。お花はなるべくドライじゃないものを飾るようにしていて、この花瓶にはラン科のバンダを生けたいです。紫のお花がポンポンポンって3つくらい咲くので、一輪だけ挿してもいいかも。お気に入りのフラワーショップは『whole』です」

L&B

【LAN / ラン】Shake vase

¥14,850

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中川萌さんのご自宅は、天然素材を基調にした洗練とあたたかみがある住まい。夫妻が惹かれる異国情緒と、家族の歩みを感じさせるアイテムで構成されたグッドバランスが印象的でした。オブジェの見せ方や空間を生かすレイアウト術、是非参考にしたいものです。




TEXT: AIKA KAWADA
PHOTO: SOICHI ISHIDA

エディター AIKA

大学卒業後、語学と服飾デザインを学びにパリへ。バイトで始めた編集・ライターが本業になり、ファッションやビューティを中心に執筆。週末は映画とビオワイン、パンがあれば幸せ。瞑想とアーユルヴェーダが気になる。

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