NAOKO KUROISHI 黒石奈央子が語る、美容習慣とアイクリーム〈LOWAN〉
2020.11.06
ついに、アイクリーム〈LOWAN〉がLife & Beauty by JUNONLINE で発売。プロダクトのアドバイザーとビジュアルディレクションを務めたのは、「Ameri Vintage」のディレクターでCEOの黒石奈央子。自らも30 代になり、年齢を重ねた女性たちのアイケアの必要性を感じ、プロダクトの開発とデザインに携わったという彼女。第二弾インタビューでは、日頃のビューティルーティーンについて、30 代になって変化した美容への意識、〈LOWAN〉のプロダクトについて話を訊いた。
——ファッションのビジネスを始められて、女性の悩みを多く聞かれていると思います。どのような悩みが多いですか。
「お客様からは、体型の変化や身体のラインをカバーするスタイリングについて聞かれます。あとは服選びや着こなしについてが多いですね。美容については、30歳を超えて目の周りの小じわやくすみ、ほうれい線が出てきたという悩みが多いです。私を含む、周りの女性たちも医療レーザー治療のシミ取りを始めたり」
——年齢を重ねることで、変化した美容への意識や考えを教えてください。
「正直、基礎化粧品をドラッグストアのコスメで揃えていたくらい美容に執着がありませんでした。何を使っても荒れなかったので、28歳くらいまではメイクアップの方にばかり意識がいってましたね。でも、肌の衰えと向き合う必要を感じてスキンケアの見直しをするように。肌を根本からお手入れして、労ろうというマインドに変わりました。30 代に突入してから、アイケアを始める人も多いです。目元のうるおいやハリが無くなり乾燥やくま、くすみを気にする人が増えています」
——アイクリーム「LOWAN」を手掛けることになった、きっかけについて聞かせてください。
「自分を含む同年代の女性たちのスキンケア、特に目周りのアイケアの必要性を感じたことがきっかっけです。仲間内の話題も以前はメイクアップやコスメ中心だったのに、スキンケアへと変わってきました。やはり年齢とともにスキンケアとちゃんと向き合わないといけないと思い始めたことは大きいですね。あとは、職業柄たくさんのメーカーから化粧品のサンプルを頂くんです。それを試してみて、自分に合うものと合わないものを見極めて徐々に揃えていきました。合う化粧品が見つかると意識も変わりますし、スキンケアプロダクトへ理解も深まっていったように思います」
——LOWANのプロダクトについてこだわったところはどこでしょうか。
「目の周りは、小じわとくま、色素沈着、血色が悪くなり疲れが出やすい箇所。デリケートな部分に効果的に、働きかけられるような仕掛けがあります。注目してほしいポイントは、まずは、他のメーカーでは見られない電動チューブでマッサージ機能があること。最先端ストレッチテクノロジーを利用し肌の深部まで美容成分を浸透させます。それから人幹細胞液が30%含まれており、市販の人幹細胞を配合している市販のスキンケアの中では、最も贅沢な配合になっています。肌再生による悩みの解消がとても期待できるのですが、電動チューブかつヒト幹細胞30%のスペックなのに手にしやすいお値段というのもこだわりです。つけ方としては、目の周りにたっぷり塗ること以外にも、私は気になるほうれい線や目周り以外のしわや乾燥に塗ることもあります。寝る前に使うと、翌朝の目のむくみを防ぐこともできます」
——いまの30 代女性のライフスタイルについてどのように思われますか。
「ファッションについては、肩の力が抜けたリラックス感のある服装をする人が増えました。これは、年齢的なこともありますが、トレンドの流れだと思っています。洋服の色やシルエットもナチュラルで、身体にも地球環境にもいいサスティナブルなアイテムを好む人が増えていますね。ブランドについては、私がいま着たいと思う服を作るというスタンスを大事にしているので、流行よりも自分の感覚を大事にするようにしていますが。コスメやスキンケアプロダクトも似たような傾向があり、素肌感のあるナチュラルなメイクアップや人体や地球環境に優しいものが人気ですね」
——美容のモーニングルーティーンは何をしていますか。
「朝起きてまず、洗顔とスキンケアをします。化粧水、乳液、美容液、アイクリーム「LOWAN」を使います。特に保湿にこだわっていて、乳液、美容液は重めのリッチなテクスチャーが好き。塗りながら血行が良くなるように手のひらでマッサージしています。「LOWAN」は伸びがいいのでさっと馴染んでくれます」
——日中のメイクアップはいかがですか?
「シミが気になるので、日中は必ず日焼け止め化粧下地に使うようにしています。ファンデーションの後、ツヤ出しのフェイスカラースティック、チーク、アイメイクにマスカラをしています。眉毛はアイブロウパウダーで仕上げて、アイラインはしたりしなかったり。メイク直しはほとんどしないので、リップだけ持ち歩いています」
——絶対に譲れない美容習慣はありますか。
「しっかり休むこと。ちゃんと休みたいタイプなので、朝はぎりぎりまで寝ていたい(笑)家の日当たりが良く、朝は少し眩しいのでアイマスクを使うようになったら睡眠の質がかなり上がりました。あとは、お風呂の湯船に浸かる。今の家にあるお風呂が中庭に面したガラス張りで、大きい窓を開けると半露天を楽し めるんです。血行も良くなって疲れがよく取れます」
——コロナ禍の自主中はお家美容は何かなさっていたのでしょうか。また、ファッションに変化はありましたか。
「コロナ禍の自粛中は、ホームケアアイテムをネットで調べては購入し、色々と試してみました。よかったのは電気バリブラシとリフトアップするフェイスマスク。時間をかけてケアでき、効果を感じました。メイクは外出しないときはしないようにしていました。ファッションは大きな変化はなく外と中でアイテムをはっきり分けて、着たいと思うアイテムをスタイリングしていました。屋内でもルームウェアっぽいものではなく、シンプルな黒いセットアップやロンTにスウェットを合わせるのが好きですね」
——毎日を充実させるための習い事はしていますか。
「ジムに通っています。パーソナルトレーナーをつけてヒップアップのトレーニング中。チューブをつけたスクワットをメインに身体を絞っています。ただ、鍛えて身体が大きくなりすぎないよう注意していますね。それから、ここ2年でヴァイオリンを習っていました。学生時代に吹奏楽部で楽器は身近だったのですが、ヴァイオリンをやったことがなくて(笑)」
——健康のために行っている食事制限があれば聞かせてください。
「全くしていないんです。でも、食べすぎたら一食抜くことで調整していますね。食べ過ぎて太ってしまう前に、量を調整して戻すことが大事だと思っています」
第3弾インタビュー「黒石奈央子のこだわりとアイクリーム「LOWAN」の秘密」に続く
PHOTO: SATOMI YAMAUCHI
TEXT: AIKA KAWADA
エディター AIKA
大学卒業後、語学と服飾デザインを学びにパリへ。
バイトで始めた編集・ライターが本業になり、ファッションやビューティを中心に執筆。
週末は映画とビオワイン、パンがあれば幸せ。
瞑想とアーユルヴェーダが気になる。