DAMAGE CARE FOR SUMMER夏のトラブルを回避する肌と髪のダメージケア
2023.08.04
さまざまなトラブルを引き起こす紫外線に発汗、冷房による乾燥と、肌や髪にとっては過酷なシーズンである夏。乾燥や紫外線で受けたダメージを放置しておくと、肌はくすみや小じわ、髪は乾燥や白髪の原因にも。そんな季節とも上手に付き合って楽しく過ごしていきたいからこそ、肌や髪のケアはいつもより入念に。パーツごとにぴったりのケアアイテムをピックアップして夏本番をエンジョイ!
ダメージによる乾燥は放置せずにとことん保湿を!
紫外線を浴び続けると肌のバリア機能が失われることで、乾燥や肌荒れが発生してしまいます。また、冷房による乾燥も肌の大敵なので、意外と思われるかもしれませんが、夏もとにかく保湿が大切。乾燥が気になる部分のパーツケアやダメージを負った肌に必要な栄養を届けてくれるケアアイテムを選んで、しっかりと保湿をしましょう。
ストレスフリーな付け心地で、ながら美容が叶うパーツマスク
【a.o.e organiccosmetics】UNDER EYE MASK
乾燥すると小ジワやほうれい線が発生しやすい目元と口元はパーツごとにケアを。天然由来100%の美容成分をジェルマスクに閉じ込めた〈a.o.e organiccosmetics(エーオーイーオーガニックコスメティクス)〉の 「アンダーアイマスク」 は肌と一体化するフィット感で目元と口元の両方に使えます。2時間以上の使用が望ましいので、家事やお風呂上がりのケアをしながらのながら美容に。夏は美白成分が入ったブライトニングタイプ(02)が最適。
いつものルーティンに美容液で紫外線ケアをプラス
【ORGAID】VCヒアロセラム
シミの原因となるメラニンの生成を抑制したり、排出を促す作用を持つビタミンC誘導体と、くすみのない肌へ導いてくれるナイアシンアミドを含んだ夏のケアにぴったりの〈ORGAID(オーガエイド)〉の 「VCヒアロセラム」 。乾燥や紫外線ダメージでしぼんだ肌にアプローチして、ふっくらしたハリとみずみずしさを与えてくれます。オーガニックにこだわったブランドだから、なるべくナチュラルな成分でケアしたいという人にもリコメンド。
洗顔は“優しく”、スキンケアは“ビタミン&美白”がキーワード
紫外線ダメージや汗で敏感になっている肌は、フォームタイプの〈SHIGETA PARIS(シゲタ パリ)〉
「AW ムースウォッシュ」
(写真左中)や潤い成分がたっぷりと詰まった〈ORRIS(オリス)〉
「Artisanal Botanical Soap LE NOMADE」
(写真右中)を泡立てて、泡で包み込むように洗顔。
スキンケアには、“ビタミン”や“抗酸化”といった夏肌に適した成分が入ったものをセレクトするのがポイント。100%ヴィーガン処方の〈HENUA(ヘヌア)〉
「BEAUTIFYING TONER」
(写真右)には、5種類のビタミンと肌の再生力を高めてくれるバーサチップ(白樺樹液)がたっぷり。スプレータイプだから、乾燥が気になる時はメイクの上からもシュッとひと吹き。
紫外線を浴びすぎてしまった日は、プロ仕様のレスキューアイテムを召集! 乾燥くすみを防ぐと美容のプロたちが話題にしている整肌成分ハイドロキノンを特殊技術のD.P.Dカプセルで包むことで角層の奥まで届けてくれる〈Spa treatment(パトリートメント)〉
「eX ディープブライトHQ-1.9s[ポイントクリーム]」
(写真左)はダメージが特に気になるところにプラスして。
夏肌を作る、守る、ケアするためのボディアイテム
ビーチタウン生まれのヴィーガンオイルで心地よくタンニング
【NOOSA BASICS】サンタンニングオイル
オーストラリア東部の美しいビーチが連なるヌーサという街で生まれた〈NOOSA BASICS(ヌーサベーシックス)〉。 「サンタンニングオイル」 はヴィーガン処方で人体に悪影響を及ぼすとされるパームオイルもフリー。ラズベリーやキャロットシード、ココナッツなど保湿力の高いオイルをブレンドし、タンニング時の乾燥から肌を守ってくれます。無防備な日焼けは体にも負担なので、フォローアイテムでヘルシーに楽しんで。
最高品質のオリーブとアロエで焼けた肌を鎮静
【mythos】アフターサンバルサム アロエ
〈mythos(ミトス)〉の 「アフターサンバルサム アロエ」 は、年間を通じて日差しが強いギリシャで、全て有機農法由来の原料から作られた日焼け肌用の保湿クリーム。アロエと共に配合されているオリーブオイルもコロネイキと呼ばれる最高品質の品種で抗酸化作用の高いポリフェノールや肌の栄養となるアミノ酸が豊富。日焼け後の脱水状態の肌に潤いとハリを取り戻してくれるクリームです。
目的別で選んで夏の肌をより快適に健やかに
日焼けで少し敏感になっていたり、乾燥している肌におすすめなのが“クレイ”。クレイにはもともと、鎮静効果やミネラルバランスを整える効果があり、夏のケアに最適なんです。
ホワイトクレイに植物由来のオイルを贅沢に配合した〈klarm(クラーム)〉の
「クラームクレイソープ」
(写真左)は、日焼けでひりつく肌も優しく洗浄してくれます。同じくクレイをキー成分とする〈CLAYD(クレイド)〉の
「BODYTREATMENT SERUM」
(写真右中)は、乾燥でごわついた肌をすべすべの肌に整えてくれるセラム。
沈静化という効果では〈MAGNIFF(マグニフ)〉の
「ボディウォッシュ カカイ」
(写真左中)に含まれているカカイオイルも効果的とされています。それにプラスしてゼラニウムやパチョリといった華やかで奥行きのある香りで、洗うのが楽しくなるボディウォッシュです。
思い切り汗をかいて疲労を感じるときには〈SHIGETA PARIS(シゲタ パリ)〉の
「トウキョウシャイン ボディーウォッシュ」
(写真右)を。3種のミントで爽快感もありながら、しっとりした洗い上がりで、クラリセージが疲労回復もサポート。
夏のヘアケアはダメージやムレにプローチを
シュッとひと吹きでムレた頭皮をシャキッとケア
【SENSE OF HUMOUR】ブランクヘアトニック
汗や湿度で頭皮にムレを感じる時にシュッとひと吹きでメントールとハッカ油が清涼感を与えてくれるのが、〈SENSE OF HUMOUR(センスオブヒューモア)〉の 「ブランクヘアトニック」 。23種類の植物成分を配合した頭皮専用のトニックローションは、夏に特に持っておきたい1本です。外出時やワークアウトなどをして、リフレッシュしたいときなど、一度使うとやみつきになる心地よさ。
自然のパワフルな力で髪に栄養をチャージ
【OSMIA】Peat(ピート)シャンプー
植物が十分に分解されずに蓄積した土壌であるピートは、フルボ酸と呼ばれる抗酸化力や保湿力に優れた自然が生み出す有機物。フィンランドの森が生み出したピートを主成分とした〈OSMIA(オスミア)〉の 「Peat(ピート)シャンプー」 。天然のミネラルの力が髪だけでなく、頭皮にも栄養を与えてくれます。シャンプーは全て土に還る生分解性成分でできているので、エシカルな視点でも取り入れたいアイテム。
潤いの力で髪をダメージから徹底ガード
夏の強い紫外線ダメージを受けるとキューティクルが開いて、カラーが抜けやすくなったり、乾燥が進んでパサパサになったりしてしまうので、オイルやアウトバストリートメントなどで、プラスワンのケアを。
手軽に取り入れられるオイルは、香りや仕上がりの質感で選んでみても。保湿力が高く、重めにしっとりとした仕上がりになる〈CHRONO CHARME(クロノシャルム)〉の
「オイル エスケープ 2.0」
(写真左)はダメージが強い髪に。〈SENSE OF HUMOUR(センスオブヒューモア)〉の
「デューイエリクシアオイル」
(写真左中)は海外にいるような気分にさせてくれる華やかな香りでファンが多い人気のマルチオイル。
インバスケアとして、スペシャルケアに投入したいのは次の2アイテム。
髪のpHバランスを調整してくれる〈Sans Ceuticals(ソンズシューティカルズ)〉の
「pH+ シャインコレクター」
(写真左中)は、シャンプーとコンディショナーの間に塗布して、週1回使用で髪のダメージを修復。ユニークなヘア用シートマスクの〈GYADA COSMETICS(ギャダコスメティクス)〉の
「ヘアマスク N,1 モイスト」
。(写真右)は、中がスチーム状になることで、髪だけでなく頭皮も同時にサロンケアが叶います。
夏に肌や髪にダメージが起こりやすいことは知っているけど、腰が重いと感じる時は、楽しくケアできそうなアイテムを見つけることが大切。やらなきゃいけないよりも、この香り好きだなあとか、パッケージを見るたびに気分があがるなあとかそういった方が、続けられるからです。美容はコツコツ頑張ると結果が出やすいもの。好きなアイテムと共に夏のケアを楽しみましょう。
PHOTO: SATOMI YAMAUCHI
HAIR&MAKE-UP: AKEMI EZASHI(mod’s hair)
MODEL: RAN TANIGUCHI
TEXT: AYAKO UENO
エディター AYAKO
雑誌のビューティ担当などを経てフリーに。気になるコスメや美容法はすぐにトライする派で最近はインナービューティに興味津々。料理と美味しいお店探しも大好きな食いしん坊。