FAVORITE FOOD, HAPPY NAIL食欲の秋、ネイルはどうする?
2022.10.14
季節が移ろい、ファッションとメイクアップは本格的に秋バージョンへ。食欲も増す季節、中華、アメリカン、メキシカンのメニューとリンクした、スタイリングとネイルカラーを紹介します。食事をする手元とフードがマッチすれば、目にも楽しく、一緒にテーブルを囲む人も思わず笑顔に。そんな二度おいしいコーディネートを、ヘアメイクの外山友香さんのアドバイスとともにお届けします。
辛さの効いたチャイニーズフードには
きらきら輝くグリッターネイルを
唐辛子が添えられた真っ赤な麻婆豆腐にニラ饅頭。食欲をそそるチャイニーズフードには、今年らしいネオンカラーのハイネックトップがお似合いです。黒のフリルシャツを重ねれば、コントラストが効いてテンションもさらにアップ。そんな日のネイルはグリッターにしてみては?グリーンとシルバーを組み合わせて、指先もスパイシーに。
粒の大きなマルガリータソルトのようなラメ入りのグリーンと真珠貝をイメージしたシルバーパールをセレクト。かけ合わすことで色味ときらめきが増し、中華街のネオンに呼応する瞬く手元を演出します。「〈Licia Florio(リチア・フローリオ)〉のネイルポリッシュは、薄づきにもしっかり色出しもできる、濃淡を調整しやすいさらっとしたテクスチャー。今回は、手先にインパクトが欲しいので、Margarita(グリーン)とMother of Pearl(シルバー)をそれぞれ2度塗りし、発色が際立つようにしました」(外山さん)
いつだって大好きなピザとポテト!
ビッグスマイルにはフューシャピンクがぴったり
アメリカンピザといえば“ペパロニピザ”。ビッグサイズのふっくら生地にピリ辛のドライソーセージが食欲を掻きたててくれるはず。さらにコーラとポテトを合わせた至福のシチュエーションには、ボーイッシュなストライプシャツと白いタンクトップ、シルバーアクセサリーの爽やかな組み合わせが気分です。ネイルはあえてのアイキャッチーなピンクで、ギャップを楽しみましょう。
※ネックレス【Knobbly Studio】HEART ROCKET NECKLACE(MYZ02150)10/24発売予定
思い切りアメリカンスタイルを楽しみたいときは、ピザの存在感に負けないネオンカラーを。手を巧みに使って食べるシチュエーションも、指先がピンクならば愛嬌たっぷりです。表情豊かな塗り方で、一歩先の指先のお洒落をトライしてみては。「オーソドックスに赤を選びたくなるシチュエーションですが、マッチしすぎるとネイルが引き立たないことも。あえて、〈sundays(サンデイズ)〉のフクシャピンクをセレクト。一色塗りではっきりとした色に仕上がります。重たくならないよう抜け感を出すため、余白を生かしながら塗りました。アシンメトリーに仕上げて軽やかに」(外山さん)
いろいろ野菜のタコスとアボカドディップ
ネイルもポップなマルチカラーで
人気急上昇のストリートフード、メキシカンタコス。トルティーヤで包む具は定番のタコミートから変わり種まで、味わいは無限大。そんな手軽で自由なムードに合わせて、袖の色が異なるボーダートップスで臨んでみてはいかが。ライムをぎゅっと絞り、タバスコで味の深みを増す。ボートネックから覗く、タンクトップもいいアクセントです。
タコス人気の秘訣は、スパイスが効いた具材と野菜のハーモニー。手で直接食べて思いのまま食欲を満たせる点も、人の心をつかむ理由。そんなヘルシーで爽やかなメニューには、ウィットに富んだネイルで勝負を。「3種類の寒色にイエロー系の補色を足した、4色でランダムなネイルに仕上げました。〈Licia Florio〉のSucreとLuna 、〈BYOKA(ビョーカ)〉のPatinaとPerfumeを使い、色を塗る場所も合わせない完全な左右非対称にすることで、いいリズムが生まれると思います。捕色を足すと、いい抜け感に。〈BYOKA〉だけ2度塗りして、色の濃さを調整しています」(外山さん)
フードとネイルの楽しい駆け引き、いかがでしたか。ネイルポリッシュによるセルフネイルは、自爪に負担をかけずに色やデザインを変えられるので、ファッション感覚で塗り変えたいもの。秋のファッションと食事の時間を彩る、お気に入りの色を見つけてみましょう。
PHOTO: SATOMI YAMAUCHI
HAIR&MAKE-UP: YUKA TOYAMA(mod’s hair)
MODEL: VIOLETA
TEXT: AIKA KAWADA
エディター AIKA
大学卒業後、語学と服飾デザインを学びにパリへ。バイトで始めた編集・ライターが本業になり、ファッションやビューティを中心に執筆。週末は映画とビオワイン、パンがあれば幸せ。瞑想とアーユルヴェーダが気になる。