SELF CARE WITH WRAY WRAY代表 谷内侑希子さんと考える女性のためのセルフケア
2022.09.16
女性ならではの悩みをテクノロジーで解決するフェムテックはますます盛り上がりを見せ、市場規模も拡大を続けています。今回、改めて紹介する〈WRAY(レイ)〉もそんなブランドのひとつ。より女性が快適に心地よく過ごせるためのプロダクトについて、代表を務める谷内侑希子さんに物作りへのこだわりなどを詳しく伺いました。自分自身の不調の波を上手に乗りこなして、より自分らしい毎日を送りませんか?
〈WRAY(レイ)〉は、生理不順や生理痛、妊活、PMSといった女性特有の不調や悩みを軽減し、女性がより自分らしく輝くために生まれたセルフケアブランド。サプリメントやデリケートゾーンケア、温活アイテムなど、女性が自身の身体に目を向け、普段の生活に取り入れることで自身の身体を労われるようなアイテムを取り扱っています。
デリケートゾーンケアやブルーデイも自分らしく心地よく
フェムテックの浸透により、ここ数年で急激に認知度を上げたデリケートゾーンケアやサニタリーショーツ。今や知る段階から、“選ぶ”段階へと移行した私たち。自分の身体と気分にあったアイテムを選ぶためには、それぞれのプロダクトの特徴を知ることが早道です。〈WRAY〉のデリケートゾーンケアはどんな特徴があるのでしょう?
デリケートゾーンの洗浄料であるナチュラルインティメイトウォッシュ(写真左)は、泡に谷内さんのこだわりが。「デリケートゾーンは刺激に弱いため、必要以上に洗いすぎて乾燥などのトラブルを引き起こさないようにマイルドな処方になっています。そのため泡質を高め、もっちりとした泡で汚れを落とせるように工夫しました。」
実際に使用してみると、確かに泡がボリューミーで “摩擦レス”洗浄ができました。あまり擦りたくないパーツだから特に嬉しいですよね。スクワランやセラミドといった保湿成分も贅沢に配合されているウォッシュは顔や体にも使ってもいいそうなので、旅行で荷物を減らしたい時にも良さそう。
贅沢な配合というキーワードは同ラインのオイル(写真中央)にも言えること。乾燥、くすみ※、潤い不足をケアするマルチユースなオイルは100%天然由来成分。良質な必須脂肪酸が豊富で肌バリア機能をサポートし女性に寄り添う ボラージオイルや、ザクロオイルなどの希少なオーガニックオイルや、女性に嬉しいビオフラボノイドなどの13種類の天然由来オイル/エキスを配合。
オイルとは思えない美容液のようなさらっとしたテクスチャーは、お風呂上がりのバタバタタイムにさっと濡れてとっても便利。毎日のことだからこそ、こうしたワンアクションにストレスがないのは続けるモチベーションにもなります。
谷内さんが「柔らかく、伸びが良くて、チクチクしない肌当たりのレースを見つけるのに苦労しました」というのが、吸水ショーツのレースサニショーツ。4層構造で安心の30ml吸収量のショーツは、サイドが柔らかく伸びのよいレースになっていて、締め付け感がないのに体にフィット。レースは女性らしさを演出してくれるだけでなく、ボトムにも響きにくい。まさに、大人のための吸水ショーツです。
※乾燥によるもの
ゆらぐ時期もケア方法を知ればもう怖くない
毎月のゆらぎ時期で繰り返される肌荒れやあご周りの肌トラブル。肌が荒れていると、自信をなくすことさえありますよね。〈WRAY〉には、そんな女性ならではのゆらぎによる肌荒れを、アウターとインナーからケアするプロダクトが揃っています。
無香で刺激が少ない処方のため、肌荒れが起こりそうな時期にいつものスキンケアにプラスして使うこともできる、美容液のサイクルバランスセラム(写真右)。「ホルモンバランスに着目して、研究室と成分の配合を決めています。ゆらぎ時期に皮脂と水分のバランスが崩れることで、うるおいバリアが低下し、肌荒れの原因になります。配合しているイソフラボンエキスが肌を保湿し、ジャワ茶葉の成分皮脂バランスを整えてくれます。ジャワ茶葉エキスは扱うのが難しいとされる成分ですが、製造技術の高い工場により配合を実現しているんです。敏感肌の女性は特にゆらぐ時期に使える化粧品が限られると思いますので、低刺激のサイクルバランスセラムをお試ししていただきたいです。」
〈WRAY〉を代表するプロダクトのひとつでもあるサイクルバランスサプリメント(写真左)は、婦人科医監修のもとに生まれた天然由来サプリメント。「日々の健康をサポートする成分として、ビタミンB6やカルシウム、マグネシウム、ビタミンD。女性が不足しがちな鉄分補給としてヘム鉄と鉄含有酵母のMIXを。さらに女性のためのハーブとも言えるチェストベリーも配合しています。」
筆者は肌荒れがメンタルに影響するタイプのため、あごニキビができそうなムズムズのタイミングで美容液を投入。サプリメントも健康維持と日々のお守り的な感覚で取り入れています。気をつけるだけで、“あーあ、肌荒れしちゃった”というあの落ち込む気持ちを回避できるので、大げさですがメンタルヘルスにもいい気がしています。
おしゃれなまま温かい、私らしい温活グッズ
女性の健康において、冷えの問題は解決するべき重要なファクター。〈WRAY〉では、“温活”もプロダクトを支える重要なキーワードとなっています。
谷内さん自身が温活を始めたころ、温活アイテムにおしゃれや日常性が欠如していたことが悩みのひとつだったそう。「仕事中にオフィスで使用したり、おしゃれを楽しみながら使える腹巻がなかったんです。薄手のものはありましたが、化学繊維でできたものだと静電気や熱がこもってしまって使いづらく、なかなか良いと思えるものがなかったんです。」
そんな経験から生まれた〈WRAY〉のソックス(写真上)やシルクウォーマー(写真下)に共通してこだわっているのが“仕事中やお出かけ先でも温活できる”というコンセプト。
そのためシルクウォーマーは、アウターに響かない極薄仕様。5本指ソックスは外からは5本指であることがわからないようになっています。おしゃれじゃなくちゃ続かないし、心地良くなくちゃ続かない。ファッション性や着用感にこだわるところが、毎日手に取ってもらえるアイテムかそうではないかの分かれ道な気がします。
筆者も以前に偶然この〈WRAY〉の腹巻をネットで見つけて即ポチ。実際着用するとタイトスカートの下にも履けて嬉しくなったのを覚えています。
シルクウォーマーの薄さを支えているのは、特殊な3D裁断や天竺編み。さらにゴムを使っていないのにフィットするのは、日本の国内生産による高い技術力ゆえだそう。
「極薄のシルクは編立も縫製も難しいので工場を探すのに苦労しましたね。製品を見た同業の方からも『こんな縫製ができるんだね』とよくお褒めの言葉をいただきます。お客様のお声も参考にしながら少しずつ改良しているので、初期のものとも縫製もロゴの印刷も変わっているんです。縫製を外側にしたり、縫い目をフラットにしたりチクチクしない肌触りを重視した作りにもこだわっています。」
日々のライフサイクルの中に温活を取り入れてほしいという思いから、〈WRAY〉のシルクは家でも洗濯できますが、長持ちのためにはタンブラー乾燥は避けて手洗いを推奨。
谷内さんは夏でもシルクウォーマーを愛用。ソックスを履くことで足先の冷えも感じなくなったそう。毎日の小さな冷えとりは、ヘルスケアの第一歩として大切にしたいもの。
長湯しなくてもしっかりと温めてくれるバスソルト
「〈WRAY〉の商品をご愛用いただくお客様はお子様がいる方も多いので、長めの入浴でしっかり汗をかいてもらうというよりも、短時間の入浴でも疲れを取り、癒しを感じてもらえるように考慮しました」というのが、エプソマグソルト。
子供がいると本当にゆっくり入浴できないというのは、激しく同感するところであり、コンセプトの秀逸さが光ります。CHAT TIME
でも紹介しましたが、本当に短めの入浴でも体が温まる実感があります。
子供の有無に限らず、長湯が苦手という人やバスタイムにあまり時間を取られたくないという人にもぜひおすすめしたいバスソルトです。
「1日の終わりに気分をあげてもらえるような香りになるようにこだわった」というユズ、ジャスミン、フランキンセンスなど17種類の精油をオリジナルブレンドした香りは、ほのかな香り方がデイリーユースにもぴったり。
エプソマグソルトでの入浴やシルクアイテムを愛用し、冷えた飲み物にも気をつけることで、冷えからくる頭痛や腰痛、つりなどがなくなったという谷内さん。
気になっていたけどなかなかできなかったという人は、まずはひとさじお風呂にエプソマグソルトを入れてみることから始めてみては?
シルクの心地よさを体感するルームウェアで知的にリラックス
体と心はリラックスしたいけど、だらしなくは見えたくないという私たちの願いを具現化したようなアイテムが〈WRAY〉のルームウェア。
ルームウェアは全て国内で縫製された天然シルクを採用している。「吸湿性、保湿性、透湿性に優れていて女性の肌や体にとても良い天然素材」というシルク。そんなシルクの力を肌、髪、メンタルにも作用する「睡眠」に活かしたかったという。
「身体の熱を逃さず、汗もかかず、保湿しながら睡眠をサポートするシルクのナイトウェアは、ラウンジウェアを展開する上で不可欠だと思い作りました。」
そんな想いから生まれたシルクナイトウェアは、コンパクトなシルエットに開襟シャツがアクセントの半袖とほどよいドルマンスリーブの長袖の2タイプ。ボトムもペチコートとしても使えるショート丈とフルレングスがラインナップ。それぞれ別売りなので、好みに合わせてカスタムしても。
特にこだわったというのが、チクチクが気になる部分の肌当たり。トップスはタグを首後ろにはつけず、首の後ろの縫い目が直接当たらないようにパイピングテープでカバー。ウェスト部分も縫い目は外側になっている。
細やかな配慮がなされたウェアは袖を通すとシルクならではのさらりとした肌触りと滑りの良さがなんとも心地いい。シルクならではの上品なツヤ感や落ち感、フィットしすぎないけど、もたつかないサイズ感やラインも絶妙。デザインはシックなのに、お腹周りは冷え予防のため深めになっているところも安心です。
〈WRAY〉のウェアに身を包むとどこか凛とした知的なムードまでまとえる気がします。
いつもの部屋着を少しいいものに変えてみる。自分をいたわるセルフケアをそんなスモールステップから始めてみてもいいかもしれません。
毎月繰り返されるあごニキビやゆらぎ、冷えからくる不調。〈WRAY〉のアイテムを取り入れてみれば、今まであきらめていたプチストレスもセルフケアすることで、少しずつ変化が現れてくるはずです。せっかくなら1日でも多く快適な自分でいられる日が多いほうがいい。〈WRAY〉で自分らしいセルフケアをはじめてみては?
TEXT: AYAKO UENO
PHOTO: SOICHI ISHIDA
エディター AYAKO
雑誌のビューティ担当などを経てフリーに。気になるコスメや美容法はすぐにトライする派で最近はインナービューティに興味津々。料理と美味しいお店探しも大好きな食いしん坊。