BEST RICE EVER幻の米を「かまどさん」で炊く、口福ごはんのススメ。
2020.09.23
ほとんどの人が毎日一度は口にするであろう、ご飯。おかずがいらないほどの美味しいご飯というものを、果たして何人の人が食べたことがあるだろう? SALON adam et rope'では、自ら育てた幻のコシヒカリ「雪ほたか」とその美味しさを最大限に引き出してくれる長谷園の土鍋「かまどさん」の別注アイテムを取り扱っています。新米の季節を迎え、「かまどさん」を使った美味しいお米の炊き方をお伝えします。自宅で食事をとる機会も増えた今、簡単に何度でも味わえる “口福“に出会ってみてください。
1. 感動から始まった米作りときっかけを生んだ土鍋。
SALON adam et rope'が市場にあまり流通しないことから幻のコシヒカリと呼ばれる「雪ほたか」に出会ったのは、6年前のこと。写真右の炊飯土鍋「かまどさん」で炊いた「雪ほたか」の瑞々しい甘さや香り、照りの美しさにスタッフが感動。翌2015年より、群馬県川場村へスタッフ一同が田植えに出向き、オリジナルの「雪ほたか」の生産がスタート。コツいらずで、驚くほど美味しいお米が炊ける長谷園の「かまどさん」にも惚れ込み、店頭での人気を受けてサロン アダム エ ロペ別注も誕生しました。通常版とは異なるマットな質感の釉薬を手塗りで施し、内側の淵まで釉薬が掛かっているのでお手入れもしやすいことが特徴です。写真のブラックのほかホワイトの展開も。
2. まずお米を計量。研ぐ時は混ぜる感覚で優しく。
1合分のお米は150g(180ml)。写真の別注「かまどさん」は2合炊きなので、300gのお米を準備します。慣れてきたり、めんどくさいときは計量カップでも。お米は最初の水を一番吸うので、水にこだわる時は洗う水からこだわるのをおすすめします。ボールを握るような手の形を作り、ぐるぐると優しく20回程度混ぜ、水を2回捨てます。
3. おすすめのバランスは1合につき水200ml。
2合炊きなので水は400ml入れて浸水します。少し固めの方が好みの場合は、1合につき180mlに。浸水時間は20分〜1時間程度。寝る前に洗って翌朝炊きたいという場合には、洗ってざるにあげた状態のお米にラップをして冷蔵庫へ。新米の場合は、保水率が高いため水を含みにくいので1時間ほど浸水させましょう。
4. 吹きこぼれしないワケはこの中ふたにあり!
お米を「かまどさん」に入れ、ふたをします。ここで注意すべきポイントは、中ふたにある穴(2つ)と上ふたの穴(1つ)の位置が写真のように“直角“になるようにセットすることです。蒸気が上ふたに当たることでお米に程よい圧力がかかります。「かまどさん 」にはこの中ふたがついていることで、ふたが圧力釜の役割を果たし吹きこぼれを防ぐので火加減を調節する必要がありません。
5. 火加減は中強火の一定でOKなのが楽チン。
火加減は最初から最後まで“中強火“。鍋底の釉薬がかかっていない白い部分の約半分の高さまで炎が到達することが目安です。「かまどさん」は遠赤外線効果の高い釉薬を使用しているため、お米の芯まで熱が通ります。さらに直火部分は厚めに仕上がっているので、熱を蓄えてから穏やかに伝えます。このじっくり熱を伝えることこそが、お米を美味しく炊く大切なステップです。
6. 湯気が出たら1分で。おこげの時は2分で火を消す。
だいたい10〜12分程度で湯気が勢いよく出始めます。そこから1分待って火を消しましょう。おこげを楽しみたい時は、2分後に。10分程度で100度になるような熱の加え方が、お米の旨味を引き出すとされており、「かまどさん」の加熱時間はまさにその黄金律を踏襲しているのです。
7. 20分蒸らしたら完成! 湯気と香りもごちそうです。
火を止めたら20分ふたを取らずに蒸らしの時間へ。土鍋は火を切っても保温性に優れているので温度が下がりません。これが、薪の竃で炊く時の残り火と同じ働きをし、デンプンがしっかり糊化され美味しく炊き上がります。20分後にふたをあければ、ツヤツヤと美しいご飯がお目見え。しゃもじで十字を切るように入れて、半返ししながら軽くまぜます。
8. 冷めても美味しいのが土鍋で炊いたご飯の魅力。
伊賀の粗土を使用している「かまどさん」は、木のおひつのように呼吸しているので、ご飯がべとつきません。口に入れると、もっちりふっくらとしたお米の食感にまず驚くでしょう。「雪ほたか」は噛むほどに旨みが広がり、すっきりとした後味でどんなおかずともマッチします。土鍋で炊いたお米は冷めても美味しいので、お弁当にも最適です。
【長谷園 for SALON】かまどさん 2合
*ブラック・ホワイトの2色展開
¥10,890(税込)
180年以上の歴史を持つ伊賀焼の窯元の長谷園が手がける大人気の炊飯用土鍋「かまどさん」。釉薬をマットな質感に変え、外側・内側に手塗りで施したSALON別注仕様。吹きこぼれせず、一定の火加減でコツいらずでふっくらとしたごはんが炊けます。遠赤外線効果で無水カレーやラタトィユなどさまざまな料理も美味しく仕上がる土鍋です。
Text:AYAKO UENO
PHOTO: MASANORI WADA
エディター AYAKO
雑誌のビューティ担当などを経てフリーに。気になるコスメや美容法はすぐにトライする派で最近はインナービューティに興味津々。
料理と美味しいお店探しも大好きな食いしん坊。