SUMMER LAUNDRY夏の洗濯レッスン
2023.07.07
日中は30℃を超えるようになり本格的に夏がやってきました。汗をかいて1日に何度も着替えたり、山や海へ出かけたときについた泥汚れが取れなかったりと、お洗濯に悩まされていませんか? 衣類の素材に合った洗剤の選び方から干し方までを洗濯研究家の平島利恵さんがレッスン。いますぐに実践してみたいお洗濯のコツを教えてもらいました。
教えてくれたのは…
洗濯研究家・平島利恵さん
平島利恵 株式会社Heulie代表取締役/洗濯研究家
震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。その後、2年間NYに滞在し、帰国後は株式会社Heulieを設立。現在は、洗濯洗剤と布ナプキンのブランド〈Rinenna(リネンナ)〉を展開。プライベートでは4児の母。
Q1 夏、たくさん汗をかいた服を洗う時に気をつける事はありますか?
また、洗っても臭う衣類の解決方法を教えてください。
そんな時におすすめしたいのは
Rinenna #2
Life&Beauty by JUN ONLINEでは7月下旬展開予定です。展開次第反映いたします。
HOW TO
① 早めに洗濯する
汗は時間の経過とともに酸化し、とくに夏の暑い時期は湿度と気温で、においだけではなくカビまで発生させることがあります。できるだけ早く洗濯することで、においや雑菌の繁殖を抑えることができます。
*洗ってもにおう衣類はつけ置きを
40℃以上のお湯約2ℓ(洗面器くらいの量)に、「Rinenna #2」をスプーン1杯入れてよくかきまぜます。においが気になる部分を下にしてゆっくりと沈めて30〜40分ほど放置した後、そのまま洗濯機に入れてください。洗剤は、弱アルカリ性またはアルカリ性の粉洗剤を使うとより汚れを落としてくれます(「Rinenna #2」はアルカリ性です)。ただし、おしゃれ着など中性洗剤しか使えない衣類は中性洗剤・おしゃれ着用洗剤を使用してください。
② 洗濯機の設定を変えましょう
洗濯機でお湯が使える場合は40℃以上のお湯のモードに。洗い10分、すすぎ3回の設定で洗いましょう。
③ 風通しの良い場所で乾燥させる
洗濯後はできるだけ風通しの良い場所で乾燥させましょう。色褪せを気にしない衣類は、直射日光に当てることで細菌の繁殖を抑え、においの発生を防ぐことができます。
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Q2 普段着以上に何度もガシガシ洗ってしまいがちなスポーツウェア
長持ちさせるにはどのようにケアすれば良いですか?
HOW TO
① 洗濯表示を必ず確認
スポーツウェアは、吸湿性や速乾性の高い素材で作られています。洗濯表示を確認し、指示に従って適切な洗濯方法を選択してください。とくに、低温での洗濯や手洗いが推奨されていることがあります。お湯で洗うとNGの衣類もあるので、桶マークの温度は必ず確認してください。
② なるべく早く洗う
汗やにおいが付着したまま放置すると、汚れもにおいも繁殖していきます。とくに夏場は湿気と温度が高く、菌が繁殖しやすくなります。すぐに洗えない場合は、一度軽く水通しをしてしっかり絞り、洗濯するまで干してください。
③ 洗濯ネットに入れる
洗濯ネットは、洗濯機が回転して他の衣類との摩擦を軽減してくれます。ファスナーがある衣類はファスナーを閉じて裏返しておくと他の衣類も傷つけません。また、裏返して入れると色落ちやプリント剥がれも防ぐことができます。
④ 柔軟剤は少なめに
柔軟剤は繊維にコーティングを形成し、吸湿性や速乾性を低下させることがあります。繊維を長持ちさせるためには柔軟剤を入れすぎないで。
⑤ できるだけ乾燥機は使わずに
乾燥機にかけると繊維が熱で劣化したり、縮んだりします。できるだけ乾燥機にはかけずに風通しの良い場所で陰干しをしましょう。
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Q3 子どもの靴下やウェアの泥汚れがなかなか落ちません。
上手な落とし方を教えてください!
【なぜ泥汚れが落ちにくいのか】
泥には油分がないため、繊維の中に入ると、洗濯洗剤が油分のない泥をキャッチできません。そのため、泥は落ちにくくなってしまいます。
HOW TO
① 洗濯前にブラシで落として
泥が乾燥している場合は、ブラシなどで泥がついた部分を軽く払って余分な泥を落とします。
②40℃以上のお湯でつけ置き洗いを
40℃以上のお湯に、〈STEAMERY(スチーマリー)〉のホワイトランドリーディタージェントをキャップ1杯入れて、30分ほどつけ置きします。
③すすぎは3回がポイント
つけ置きをした後の汚れた水ごと洗濯機にいれて、「洗濯10分→すすぎ3回→脱水6分」の設定で洗ってください。(ご自宅の洗濯機にお湯で洗うコースがあればお湯で洗いましょう)
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Q4 夏に出番の多い色鮮やかなワンピースやデニム。
色をキープしながら洗うにはどうしたらいいですか?
HOW TO
① 仕分けを行う
洗濯する前に、色の違う衣類を仕分けます。色の濃い衣類と白ものは分けて洗うことで、色移りを防ぐことができます。
② 洗濯表示を確認する
色の濃い衣類は、低温での洗濯や手洗い表示がされている場合が多いです。とくに、適切な水温はチェックしておきましょう。
③ 裏返して畳んで、洗濯ネットに入れて洗う
洗濯機で洗うのがOKな衣類の場合、衣類を裏返して、洗濯ネットのサイズに畳んでから洗濯機に入れることで摩擦や直接的な水の影響を軽減することができます。
④ 漂白剤の使用を避ける
漂白剤は色あせの原因となることがあるので、色の濃い衣類の洗濯では使用を避けましょう。
⑤ 柔軟剤の適切な使用
柔軟剤は衣類に柔軟性をあたえて風合いを保つ役割がありますが、色の濃い衣類や肌に直接触れる衣類の場合は控えめに使用することが望ましいです。柔軟剤を過剰に使用すると、色あせの原因になることがあります。
⑥ 陰干しする
色の濃い衣類は、日光に当てると色あせする可能性があります。直射日光を避けるために、風通しの良い日陰で自然乾燥させましょう。また、室内干しの場合は、除湿機やサーキュレーターの使用がおすすめです。
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Q5 リネンやシルクなどのデリケート素材
ホームケアでできる洗い方や干し方は?
HOW TO>>リネンのケア
① 手洗いまたはおしゃれ着コースで洗う
おしゃれ着用の中性洗剤もしくは弱アルカリ性洗剤を選びましょう。手洗いの場合はもみ洗いせず優しく押し洗いをしましょう。洗濯機にかける場合は、かならず畳んでから洗濯ネットに入れて、おしゃれ着コースで洗濯しましょう。
② お湯の使用はNG! 冷たい水ですすぎましょう
リネンを洗った後は、洗濯液を十分にすすぐことが重要です。冷たい水を使い、洗剤をしっかりと除去しましょう。
③ 柔らかく押して水分を取る
リネンを洗った後は、タオルなど柔らかい素材で軽く押さえるようにして水分を取ります。強く絞らずに優しく処理することが大切です。洗濯機にかける場合の脱水時間は1~2分までです。
④ 陰干しする
リネンは直射日光によって色あせする可能性があるため、陰干しすることが望ましいです。風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。形を整えるために、普段の洗濯よりやや湿った状態で干すとシワが少なくなります。乾燥機は縮むのでNGです。
HOW TO>>シルクのケア
① 洗濯可能な衣類は、30℃以下の水でゆっくりと押し洗いします。お湯を使うと繊維が傷むので必ずお水を使用してください。
② 洗剤がなくなるまですすぎます。
③ 脱水時に絞ると傷むような衣類は、厚手のバスタオルにくるくる巻いて脱水をします。
④ 陰干しする
シルクを洗った後は、陰干しすることが重要です。直射日光や強い照明の下で乾燥させると、シルクの色が変色する可能性があります。風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。
⑤ 乾いているときのホームケア
シルクをアイロンする場合は、スチームアイロンを低温設定で使用しましょう。シルクには直接アイロンをあてず、布の上から軽くスチームをかけると安全です。
デリケート素材には、こちらもおすすめ
Q6 汚れやすく黄ばみやすい白物衣類を長持ちさせる方法を教えてください!
Rinenna #2
Life&Beauty by JUN ONLINEでは7月下旬展開予定です。展開次第反映いたします。
HOW TO
① 早めに洗濯する
汗は時間の経過とともに酸化し、とくに夏の暑い時期は湿度と気温で、においだけではなくカビまで発生させることがあります。できるだけ早く洗濯することで、においや雑菌の発生を抑えることができます。
② 洗っても臭う衣類はつけ置きを
40℃以上のお湯約2ℓ(洗面器くらいの量)に、「Rinenna #2」をスプーン1杯入れてよくかきまぜます。においが気になる部分を下にしてゆっくりと沈めて30〜40分ほど放置した後、そのまま洗濯機に入れてください。洗剤は、弱アルカリ性またはアルカリ性の粉洗剤を使うとより汚れを落としてくれます(「Rinenna #2」はアルカリ性です)。ただし、おしゃれ着など中性洗剤しか使えない衣類は中性洗剤・おしゃれ着を使用してください。
③ 洗濯機の設定を変えましょう
洗い10分、すすぎ3回の設定で洗いましょう。
④ 風通しの良い場所で乾燥させる
洗濯後はできるだけ風通しの良い場所で乾燥させましょう。色褪せを気にしない衣類は、直射日光に当てることで細菌の繁殖を抑え、においの発生を防ぐことができます。
白ものには、こちらもおすすめ
洗うのが面倒になり少しのシミならいいやと放置してしまったり、なかなかにおいの取れないタオルは早めに処分してしまったり…。今までは、大変なお洗濯を諦めていませんでしたか? 洗濯機の設定を変えたり素材に合わせて洗剤を使い分けてみたりと、少しの知識と工夫で毎日のお洗濯も楽ちんに。お気に入りの服を長く着るためにも毎日のお洗濯を楽しみましょう。
PHOTO: SOICHI ISHIDA
TEXT: LESEN inc.