
SUMMER SKIN CARE30代のスキンケア対談「洗う」編
2023.06.30
肌の大敵である紫外線やエアコンによる乾燥、日本ならではの湿度など、肌にとって過酷な季節である夏。ビューティに詳しい賢者たちは何を使って、どんなケアをしているの? そんな疑問にお答えすべく、3人のファッショニスタに夏のスキンケア事情を「洗う」と「潤す」の2回に分けてたっぷりとお話を伺いました。それぞれの夏のケア方法やLife&Beauty by JUN ONLINEでトライしてみたアイテムの感想など、気になるトピック盛りだくさんでお届けします。

上枝みどり
1986年生まれ、静岡県出身。販売員からプレスに転身後、フリーのPRとして独立。現在は、アパレルブランドを中心に、ビューティーやライフスタイル関連のPRに携わる。自他ともに認める美容マニアで、インスタグラムでは愛用コスメも度々紹介。肌タイプは混合肌。
Instagram: @midori_ueeda

林聖子
1986年生まれ、東京都出身。南青山にアトリエを構え、オーダーメイド結婚指輪を扱うジュエリーブランド〈atelier ST, CAT〉代表を務めながら、エディター、モデル、美容家など様々な活動を行う。4歳と0歳、2男児の母。肌タイプは乾燥肌。
Instagram: @payacat

池田奈穂
1992年2月生まれ。大阪府出身。ヘアサロンでの勤務後、独立し渡英。2021年の帰国後はヘアメイクとしてもファッションや広告撮影の現場で活躍。独特の洗練された雰囲気やライフスタイルが注目を集めている。肌タイプは敏感肌。
Instagram: @naho__ikeda
こだわりポイントはさまざま!
それぞれの夏の洗顔事情

上枝:私の肌は部分的オイリーで混合肌。Tゾーンとか、おでこがテカりやすくて、頬は逆に乾燥しやすいんです。夏は、ベタつきや毛穴が気になりますね。
林:私は年間通じて、かなり乾燥肌。なので、洗うときも優しく洗えるものを使いたいなと常に思っていますね。
池田:私も結構、乾燥肌で春だけじゃなくて秋も1年間通して花粉症なんです。そのせいで肌がゆらぐことが多くて、結構大変です。
林・上枝:えー!それは大変!
池田:そうなんです。敏感な時期も多いので、クレンジングとかもつっぱらないやつがいいなって思いますね。
林:私も優しい洗い心地が好きなんだけど、優しいだけだとそれこそ皮脂とかそういった部分が特に夏は落ちないので、優しさも欲しいんだけどしっかり落としたい。
上枝:わかります。美容皮膚科とかで診てもらうと、「いちばん気になるのは毛穴ですねー」ってよく言われるんです。「優しい洗い心地なんだけど、ちゃんと落としてくれる」ものが好きですね。
林:私は朝と夜で肌の様子を見ながら、使う洗顔アイテムを変えています。夜はしっかり洗うんですけど、朝は寝ている間の皮脂を取るくらいにしていますね。2人はどうですか?
上枝:私も朝はライトめ。前はぬるま湯だけとかだったんですけど、今はジェル洗顔を使っていて。夜はその時の肌状態とか気分に合わせて使っています。
池田:私もいくつか持っていますね。
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SEIKO’S PICK UP ITEMS
林さんが選んだアイテム
1.【Shin;Kuu】ハローウォッシュ

林:私は〈Shin;Kuu(シンクー)〉の「ハローウォッシュ」と〈soel(ソエル)〉の「リビングオイルソープ 生せっけん」を使わせてもらいました。もし朝と夜で分けるなら、〈Shin;Kuu〉を夜、〈soel〉を朝に使いたいなって感じでした。
〈Shin;Kuu〉は、デザインもすごく可愛いんですけど、香りが本当にすごく良くて。結構、スキンケアとか化粧品系ってフローラルな香りが多いじゃないですか? たまに出会うウッディな香りに本当に惹かれます。
池田:本当だ、めっちゃいい香り!
上枝:爽やかな清涼感というか……柑橘系っぽい香りも。
林 : スッキリと洗った感もあるけど、乾燥もしない。あとはもう泡立てるのが面倒くさいので、楽(笑)! 香りがとにかく良かったです。
池田:夏に使いたくなる香りですね。
上枝:本当に夏にぴったり。
2.【soel】リビングオイルソープ
肌への優しさに徹底的にこだわり、スリランカの原生ゴマを手作業で絞ったゴマ種子油(保湿成分)をベースに、国産酒粕など使用。さっぱり、もっちりとした洗い上がりが特徴。
林:もう一つの、〈soel(ソエル)〉の「リビングオイルソープ 生せっけん」は、洗い上がりが潤う。朝は、こうしたかなり潤う系のものを使ってからスキンケアすると化粧持ちも良いなと思いますね。これも香りが良かったです。
池田:ちょっと懐かしい感じの香りですね。
林:あ、これは酒粕入りなんだ! だからちょっと甘い匂いなのか。
上枝:私の選んだものにも生せっけんが入ってたんですけど、これも気になりますね。
池田:私も生せっけん気になる。最近、よく聞きますよね。生せっけん。
上枝:生せっけんって……いつから出てきたの(笑)? 生ってどういう意味なんだろう。
林:生せっけんは、成分の半分以上が美容成分でできてるものを言うんだって。だから、肌にも優しく、潤うんですね。
上枝・池田:なるほどー!
MIDORI’S PICK UP ITEMS
上枝さんが選んだアイテム
1.【MAGNIFF】ロウソープ バオバブ
固形が保てなくなるほど、たっぷりとオイルを配合させた生せっけんは、泡切れもよく肌を柔らかく仕上げてくれます。化学系の防腐剤は一切不使用なのも安心。
上枝:生せっけんで言うと、私が選んだ〈MAGNIFF(マグニフ)〉の「ロウソープ バオバブ」も生せっけんなんです。香りが結構爽やか系で、すごく好きな香りでした。
林:本当だ。いい香り〜!
池田:私も好きな香りです。
林:これはオイルが入っているんですね。
上枝:固形せっけんだと結構つっぱるじゃないですか? そういうのがなくて、割としっとりめというか、洗い上がりがつっぱらないし、泡立てやすい。
林:うんうん、半分ちょっと泡立ってるもんね。
池田:これは朝と夜どっちに使ってました?
上枝:どちらにも使いやすいと思うんですけど、私は朝に使ってました。
2.【a.o.e organiccosmetics】ブーストフェイシャルウォッシュ エイジングケア用

上枝:夜に使っていたのが、こちらの〈a.o.e organiccosmetics(エーオーイーオーガニックコスメティクス)〉の「ブーストフェイシャルウォッシュ(エイジングケア用)」。泡パックのクレイ洗顔料で、泡立てて、そのまま5分置くといい、みたいな感じ。
林・池田:へえー!
上枝:ハーバルソフトピーリングのせいか、これすごく肌がするっとなる。
林:クレイも入ってるの?
上枝:クレイも入っていて、優しく剥がしてくれる感じ。泡が割としっかりしているんで落ちてこななかったです。
池田:へぇ、これ気になる。エイジングケア用みたいですけど、エイジングケアは気になりますか?
上枝:もう、俄然(笑)!
林:私も、くすみ、たるみ、シミ、シワ。全部(笑)。
上枝:これを使った後はいつもよりたくさん化粧水つけてくださいと書いてあったんですが、化粧水を吸い込みやすいというか、毛穴も綺麗になった感じ。
泡の状態でそのまま置いて流すっていうのが、お風呂でできるので楽。クレイパックとかは、一旦お風呂を出たり、混ぜてとかあったりするけど、これは延長で出来るし、それこそ毎日使えるなって思います。
池田:ピリピリしたり、強くないですか?
上枝:とくに刺激は感じなかったです。私は敏感肌ではないけど、でも全然ピリつきとかはなかった。
林:ある程度の年齢になったら少しピーリング的なことしておかないと。
上枝:ターンオーバーを助けないとね(笑)。
NAHO’S PICK UP ITEMS
池田さんが選んだアイテム
1.【THE COLD PROCESS】ハトムギ&シダーウッド

池田:私も石けんをひとつ選んでいて、〈THE COLD PROCESS(ザ・コールドプロセス〉ってブランドの「ハトムギ&シダーウッド(フェイス)」。これなんですけど、色がすごく可愛くて。
上枝:かわいい!
林:プレゼントにも良さそう〜!
池田:洗い上がりは結構さっぱりしている感じなので、どちらかというと朝向けかな。ハトムギとシダーウッドが入っているという。
上枝:すごい良い香り!
池田:良いですよね。シダーウッド。米油とアボカドとシアバターとか、潤い成分もたくさん入っているせいか、全然つっぱらなくてすごい良かったです。日本のブランドなんですよね。こういうせっけんって長持ちする。ずっとなくならないですよね(笑)。
林・上枝:わかる(笑)!
池田:このブランドのせっけんを置く天然石のソープディッシュもすごく可愛かったです。
林:ほんとだ!このソープディッシュもいいね!
2.【yau/】Facial Washing Powder 乾燥用 T
天然原料100%のパウダー洗顔料で、肌への優しさとユニークさを兼ね備えた優れものアイテム。水の量によって、「泡」、「パック」、「ゴマージュ」の3タイプの使い方ができます。肌のお悩みで選べるバリエーションもラインナップ。
池田:もうひとつは、〈yau(ヤウ)〉の「フェイシャル ウォッシング パウダー T(乾燥肌用)」。3種類使い方ができる洗顔料なんです。通常は洗顔として、水の量を減らすと、パックとして使える。さらに少量だとスクラブにもなるという。
林:面白い〜! パッケージも素敵。
池田:鼻の周りのガサつきとかすごい気になっていたんですけど、これを使ったらスッキリしました。
上枝:これにも酒粕が入ってる! 酒粕ってやっぱり肌にいいんですね。
池田:この洗顔料は、成分がシンプルというのも特徴みたいです。余計なものが入っていない。
林:本当だ。シンプルで効果も感じられるのは素晴らしいね。
新たなブランドを知ることで日々のスキンケアもより楽しく

上枝: みんなの使っているのを見てると、どれも欲しくなっちゃう。
林:ね! 今回試してみて、知らないブランドもまだまだたくさんあるし、日本のブランドも意外に多くて、がんばっているブランドがたくさんあるんだなあって、知ることができました。
池田:本当、日本のブランドもたくさんありましたね。生せっけんとか、泡パックとか、パウダーとか、成分や使い方もユニークなものがあって、楽しかったです!
上枝:まだまだ、しゃべり足りない〜(笑)!
ビューティ企画の座談会とあって、みなさんお肌がピカピカでしたが、それぞれがとても楽しみながら、洗顔アイテムをお試しいただけたようです。自分のお気に入りのアイテムが決まっているのも大切ですが、たまには新しい風を吹かせてみることで、美容へのモチベーションがアップすることもあると思います。3人のリアルボイスを参考に、みなさんも夏の洗顔を見直してみてはいかがでしょう!
PHOTO: WATARU KITAO
MOVIE: MIZUKI MATSUDA
TEXT: AYAKO UENO

エディター AYAKO
雑誌のビューティ担当などを経てフリーに。気になるコスメや美容法はすぐにトライする派で最近はインナービューティに興味津々。料理と美味しいお店探しも大好きな食いしん坊。