SELF FOOT NAILDISCOネイリスト 中川萌さんが提案するセルフネイル
2023.05.12
日に日に暖かい日が増え、オープントゥやサンダルでネイルを楽しめる季節も目前。ファッション感度の高いおしゃれピープルから絶大な支持を誇るネイルサロン「DISCO」の中川萌さんが、最新のポリッシュを使ったセルフでできるペディキュアデザインを提案してくれました。おしゃれに見えるけど、難しすぎないデザインは今すぐトライしたくなるものばかり!
中川萌
ネイリスト。東京、渋谷にあるネイルサロン「DISCO(ディスコ)」で店長を務める。ヘアサロン「SHIMA」の美容師、レセプショニストを経てネイリストに転身。洗練されたネイルデザイン、ライフスタイルやファッションにも注目を集め、インスタグラムのフォロワーは3.5万人を超える。
Instagram: @moe__nakagawa BYOKA
異なるリズムがユニークな、夏らしく爽やかなウェーブアート
「シアーな発色のカラーが豊富で、日本人の肌色に馴染みやすそうな色味が多いのも魅力的。ベースカラーやワンカラーをさらりとまといたい時にもおすすめ」という〈BYOKA(ビョーカ)〉。新色の2色(左
Indigo(45)
、右
Foil(93)
)を使って、波を感じさせる異なるウェーブのリズムがユニークかつさわやかなデザインにトライ。「濃いカラーに抵抗がある方も、このくらいの分量なら取り入れやすいのでは? フットの場合、縦のウェーブを多めにすると、爪に縦長感が出てバランスがとりやすいです。手元にするときは、ラメを一度塗りで軽やかに、先端に変形フレンチっぽいウェーブが並ぶのも可愛いと思います」。
華奢なストラップが女性らしいメタリックサンダルで、ネイルとさりげない質感をリンクさせる夏ならではのコーディネイトを楽しんでみては?
HOW TO!
WAVE ART with BYOKA
完成!
Licia Florio
70’sムード漂うタイダイを、シアー×くすみカラーでアップデート
「持ち手のウッドも心地良く、しなやかな筆と軽やかなテクスチャーで塗りやすい。ヴィーガンポリッシュと思えない発色でツヤ感もすごい」と中川さんを驚かせた〈Licia Forio(リチアフローリオ)〉のネイル。
「少しくすんだ水色とテラコッタカラーを合わせることで、ともすれば懐かしい印象になってしまうタイダイを今っぽく仕上げました。アートを施すときは、使うカラーは反対色を選ぶと映えます。ただ、どちらのカラーも発色が良いものだと派手になりやすいので、どちらかのカラーをシアーなものか、彩度を下げたくすみカラーを選ぶとこなれた印象に。タイダイ風アートは手が込んで見えるけど、実はラフなタッチで簡単に仕上げられるのでおすすめです」。
中川さんも「肌が綺麗に見えてお気に入り」というアースカラーの「
Terra
」とシアーな発色が抜け感を生む「
Carote
」。2色それぞれに、同じくすみブルーの「
Sucre
」を効かせてリンクさせることで、異なるデザインでも統一感が生まれます。スパンコールのサンダルをコーディネイトすれば、より華やかでごきげんな夏の足元が完成。
HOW TO!
WAVE ART with Licia Florio
完成!
HOW TO!
POINT DOT ART with Licia Florio
完成!
THAW
ネイチャーカラーの複雑なグラデーションが、大人のバランスとこなれ感を生む
「サロンで使っているようなカラーのポリッシュを作ることで、私たちの気分をシェアしたい」という思いで生み出されたのが、中川さんが所属するDISCOが手がけたネイルブランドの〈THAW(ソー)〉。
「天然のカラーをテーマに色作りをしていて、どのカラーにも少し茶色が混ざっているので、どんな肌色にもフィットし、肌を美しくみせてくれるんです」。
3色のバランスが可愛くておすすめということで、今回は3色によるグラデーションが目を引くデザインに。「トーンが落ち着いているので、3色使っても大人なバランスでこなれ感がでます。ペディキュアの時は、濃いめカラーが主役になった方が映えるので「
Suede(27)」
」は脇役に。手元にする時は「Suede(27)」と「
Cohga(32)
」をメインに、「
Cinnaber(66)
」で引き締めるバランスが夏っぽくて可愛いかなと思います」。
ハンサムなブラックサンダルにも奥行きのある大人の華やかさを添えるカラーリングは、今から秋の始まりまで楽しめるデザインです。
HOW TO!
STRIPE GRADATION with THAW
完成!
さまざまなイベントが復活の予感で、よりおでかけの機会が増えそうな今年の夏は、おしゃれなセルフネイルを習得すると、ぐっとおしゃれ度がアップします。せっかくがんばったアートを乾く前にグニっとしてしまわないためには、「本当に時間がない時はクイックドライスプレー等を使うのがおすすめです。まだもう少し乾かしたいけど何か触りたい時は、ネイルオイルを上からそっと塗ってあげるとコーティングされて傷などがつきにくくなります」(中川さん)。ポイントを押さえて、今年はスタイリッシュな足元で思いきりこれからのイベントシーズンを楽しみましょう!
PHOTO: SOICHI ISHIDA
TEXT: AYAKO UENO
エディター AYAKO
雑誌のビューティ担当などを経てフリーに。気になるコスメや美容法はすぐにトライする派で最近はインナービューティに興味津々。料理と美味しいお店探しも大好きな食いしん坊。