A DAY WITH CANDLE朝、昼、夜で香りを変える 今欲しいキャンドルカタログ
2023.01.13
夜のイメージが強いキャンドルですが、夜だけ使うのはもったいない。フレグランスと同じように、シチュエーションや時間で香りを変える。そんなキャンドルの使い方を楽しんでみませんか? 時間によって異なるキャンドルの灯りと香りで満たすことで、日常のシーンがより特別なものに変わってくるはずです。
徐々に身体を目覚めさせてくれる
爽やかな香りでスイッチをオン
朝は寝起きのぼんやりした身体や意識を無理に正さず、キャンドルに火を灯し、窓からの朝日と共にゆらゆらと揺れるキャンドルの光と香りに身を委ねて、身体と頭を優しく目覚めさせてみては?
身体が目覚めてきたら、背筋を伸ばしてくれるシャツに袖を通して、ゆらぐ光と香りを感じながらほっと一息コーヒータイム。
朝のキャンドルの香り選びの鍵は、爽やかさと軽やかさ。忙しい朝の時間だからこそ、ほんの少しの心の余裕をキャンドルが生み出してくれるはずです。
陶器製のミニポット仕様も愛らしく、朝のちょっとした時間に使いやすいサイズ感の〈PUEBCO(プエブコ)〉のキャンドル(写真左)。「Garden(ガーデン)(03)」は寝起きにも心地よく香るナチュラルで優しい香り。
森林の中で深呼吸するようにウッディな中にほのかにフローラルが香る〈FRAMA(フラマ)〉の「Deep Forest(ディープフォレスト)(04)」(写真中央)は、爽やかに目覚めたい朝に。
冷え込む日や余裕のある週末に灯したくなるのが、
〈AATHER(アザー)〉の「After The Walk(アフター ザ ウォーク)(01)」。暖炉の炎を見つめる時のようにゆったりとした気持ちにさせてくれるスモーキーでウッディな香りが印象的です。
ワークシーンには気持ちを落ち着かせる
アンバーな香りをセレクト
華やかで知的なムードを漂わせながらも、着心地はリラックスできるワンピースを纏ってのオンタイム。仕事中もキャンドルを灯すことで、香りが集中力を高めたり、ちょっとひと息つきたい時や気持ちを切り替えたいなという時の気分転換にも役立ってくれます。
在宅ワークなどの気分の切り替えが重要なシチュエーションでは、キャンドルの力を借りてみると、仕事の効率がよりアップするかもしれません。
特に、深みのある甘くオリエンタルなアンバー系の香りは、気分を落ち着かせてくれる効果もあると言われているので仕事中にセレクトしたい香りです。
オーストラリアのバイロンベイでハンドメイドされている〈Posie(ポジー)〉のキャンドル(写真・左奥・左)。「UME(ウメ)(05)」は京都の梅からインスパイアされ、白茶の茶葉と菊の蕾、梅をブレンドしたオリエンタルでフローラルな香り。サイズが選べるので、日中の長時間燃焼には大きめサイズがおすすめです。
〈Posie〉同様に、ハンドメイドされている日本発の人気フレグランスブランドである〈APOTHEKE FRAGRANCE(アポテーケフレグランス)〉(写真手前)。清潔感のある香りの「OAKMOSS & AMBER(オークモス&アンバー)(08)」は、シトラスからラベンダーなどのハーブ、最後にオークモスやアンバーと香りの変化が楽しめます。ミニサイズなので、会社のデスクや旅先でのワークスペースのお供にも。
温かみのある柔らかな香りで
心から深くリラックスするナイトタイム
ドレスアップをして人を招くようなホームパーティのシーンでも、入眠前のリラックスタイムでも、共通して夜に似合うのは温かみのある柔らかな香り。
キャンドルの“ゆらぎ”は、交感神経の高ぶりを抑え、炎のオレンジ色も心を穏やかにする効果があると言われています。加えてサンダルウッドなどリラックス効果の高い香りを選べば、夜のリラックスタイムはさらに深いものに。
パチュリなどスモーキーさも感じられるユニセックスな香りのキャンドルをチョイスすれば、自分だけでなくパートナーとも一緒に楽しめるはずです。
フィンランド生まれのブランド〈MYYS(ミース)〉のキャンドル(写真左)には、国内とヨーロッパから厳選されたソイワックスや天然オイルが使用されています。フィンランド語で夏の別荘を意味する「MOKKI(モッキ)(01)」は、静寂を楽しむようなスモークとレザーを複雑に組み合わせたユニセックスな香り。
火を灯すとパチパチと暖炉のように音を奏でるウッド芯が特長の〈Danlow(ダンロウ)〉(写真中央)。「BLENCOF(ブレンコフ)(65)」はウッディノートをベースに甘さのあるダバナなどを織り交ぜた芳醇で深みがあるマチュアな香りで、お酒を飲むシーンにもマッチする大人なキャンドルです。
ラグジュアリーな気分を高めたい夜には、フランスの老舗フレグランスメーカー〈MARIEJEANNE(マリージャンヌ)〉が手がけるキャンドルを。火を灯すと、濃縮された上質な天然香料がふわっと部屋全体に香りが広がります。「Santal(サンタル)(03)」は繊細かつレイヤーされたウッディのあたたかみのある柔らかな香りで、部屋を洗練された空間にアップグレードしてくれます。
ルームフレグランスやアロマ、インセンスなど、部屋で香りを楽しむ方法はさまざまありますが、キャンドルが特別なのは、ほのかな灯りとゆらぐ幻想的な光とともに香りを楽しめるところ。情報やスケジュールに追われる忙しい日々も、ふとキャンドルに目をやり、香りに包まれるだけでほっとできる。そんな日々のひと呼吸をキャンドルで取り入れてみてください。
PHOTO: REIKO TOYAMA
HAIR&MAKE-UP: AKEMI EZASHI (mod’s hair)
MODEL: KASUMI
TEXT: AYAKO UENO