HELLO NEW HAIR季節の変わり目こそヘアケアの見直しを
2020.09.29
コロナ禍の今年は、夏らしいことを何ひとつできないまま秋を迎えてしまいました。スポッと記憶が抜け落ちたような7〜8月。思い出はからっぽなのに、紫外線だけはたっぷりと浴びてしまった気がします。そして、そんな灼熱の日差しを直に受けたのが髪。顔や体は日焼け止めでガードしていても、頭皮と毛髪はけっこう無防備なんですよね……。でも落ち込むことなかれ! 季節の変わり目は夏のダメージをケアする絶好の機会。今回は、美髪を育てる土台作りに活躍するアイテムをBIOTOPからお届けします。本格的な秋に向けて、ファッションとともにヘアケアも衣替えを。
SHIGETA
精油の香りで頭皮も心もすっきり浄化。
まずオススメしたいのは、言わずと知れたオーガニックブランド、SHIGETAの「ミッドナイトラスター」。頭皮環境を整えるブレンドエッセンシャルオイルで、すなわち精油です。
驚くべきは、これを地肌に直接塗布できるということ。精油は本来肌への刺激が強いので、希釈して使うのが一般的。ですがSHIGETAのブレンドエッセンシャルオイルには、100%ピュアな精油が独自のバランスで配合されており、原液のまま使えるんです。これぞ、CHICO SHIGETAさんのブレンドの妙!
「ミッドナイトラスター」には、毛根を強くするローズマリーや抗菌作用のあるセージやケード、肌の老化を防ぐフランキンセンスやミルラなど12種類もの精油が含まれています。フタを開けると鼻腔に走るのは、目の覚めるような香り。スーッと爽やかだけど奥が深く、植物のパワーを感じます。
これを洗髪後のタオルドライした頭皮に数滴つけて、優しくマッサージします。頭全体に心地よい刺激がいきわたり、豊かな香りに包まれる至福のひととき。血流が促進されて頭皮が柔らかくなり、頭のてっぺんからすっきりと浄化されていくような気分を味わえますよ。
髪に潤いとツヤを取り戻すヘアオイル。
夏の強い紫外線やクーラーの風で乾燥した髪には、良質な油分を補給して応急処置を。SHIGETAの「トリートメントヘアオイル」は、アルガンオイルやアボカドオイル、プルーンオイルなど植物由来成分を軸とした洗い流さないヘアトリートメント。傷みがちな毛先を中心に揉み込むと、パサついた髪が見違えるほどしっとりまとまります。 オイルとはいえライトなテクスチャーなので、ベタつき感はありません。スタイリング剤として使えばよりいっそうツヤのある仕上がりに。ローズのナチュラルな香りにも癒されます。
THREE
毛穴汚れを浮き上がらせる頭皮クレンジング。
紫外線を浴びると頭皮の皮脂が酸化して固くなり、毛穴に詰まりやすくなってしまいます。その汚れはシャンプーだけでは落としきれず、詰まった毛穴から髪が新しく生えてきても、根元が立ち上がらずうねりの原因になることも。さらには髪も細くなってスタイリングがきまらない……。こんな負のスパイラルに陥る前に、スカルプケアでしっかりメンテナンスしたいところです。
頭皮の毛穴汚れの除去に優秀なのが、「THREE スキャルプ & ヘア トリートメント リムーバー」。ラベンダーをはじめとする精油や植物油を配合した、天然由来成分配合のオイルです。シャンプー前の乾いた髪と頭皮に塗布し、頭皮にすり込むようにマッサージし洗い流すと、毛穴に詰まった皮脂やスタイリング剤などを浮き上がらせて汚れをオフ。まさに髪のクレンジングオイルです。さらりとしたテクスチャーで伸びもよく、マッサージすると頭全体がじんわり温かくなってきます。汚れを落とすだけでなく、頭皮の血行もよくなって一石二鳥。翌朝のスタイリングが格段にラクになります。
シュッと気軽に、しなやかな髪へ導く。
THREEでもうひとつオススメなのが、頭皮用のトニックウォーター。前述のリムーバーと同じく、成分は精油やボタニカルウォーターなど天然由来の成分を配合しています。頭皮に直接スプレーしてなじませることで、油分と水分のバランスが整い、頭皮を健やかにキープ。オイルのようなベタつきが一切なく、いつでも気軽にシュッとできて、気分もリフレッシュできるのがポイント。洗髪後、このトニックウォーターで頭皮をマッサージしてからドライヤーで乾かすと、髪が根元からふんわりと立ち上がるのを実感できるはず。
今回ご紹介したのは、ホリスティックビューティーを掲げるブランドらしいナチュラルなヘアケアアイテム。どれも美髪を叶えるだけでなく、香りも心地よいのが魅力です。髪が新しく生え変わる今の時期、いつものヘアケアにプラスワンして頭皮を優しくいたわりながら、心もリラックスしてみては? この機会にぜひ、自分好みのアイテムを見つけてみてください。
TEXT: EIMI HAYASHI
ILLUSTRAION: HARUKA TOSHIMITSU
エディター EIMI
広告代理店勤務を経て、フリーランスのエディター/ライターとしての活動を開始。
ファッション誌を中心にコラムやインタビュー記事などを執筆中。
三度の飯よりミステリー好き。